亀井正貴弁護士 日大・沢田康広副学長に「犯人隠避罪や証拠隠滅罪が成立する可能性もあります」

[ 2023年8月13日 15:40 ]

 元大阪地検検事の亀井正貴弁護士が13日、TBS「アッコにおまかせ!」(日曜前11・45)で、日大で起きたアメリカンフットボール部の薬物事件についてコメントした。

 日大アメリカンフットボール部の3年生部員(21)が覚醒剤と大麻を所持したとして、覚醒剤取締法違反(所持)と大麻取締法違反(所持)の疑いで、警視庁薬物銃器対策課に逮捕された事件で、同大の林真理子理事長らは8日、東京都千代田区の大学本部で記者会見を開き、一連の問題について説明した。

 アメリカンフットボール部は、大学から今月5日に無期限活動停止処分を科されたが、逮捕された部員を除いて10日に処分が解除された。一方、関東学生アメリカンフットボール連盟はオンラインで臨時理事会を開き、同部を「当面の間の出場資格の停止」とすることを決定。9月2日に予定されていた関東大学リーグ1部上位「TOP8」のリーグ戦・法大戦は中止となる。

 亀井氏は、日大の会見での元検事の沢田康広副学長による“空白の12日間”の説明に「大麻かも知れない不審物を直ちに警察に提出せず、自らの管理下に所持し続けることは、原則として大麻取締法違反となり得るだけでなく、容疑者(逮捕された部員)との会話内容によっては犯人隠避罪や証拠隠滅罪が成立する可能性もあります」と指摘し、「そのような危険性を犯罪捜査の元プロである副学長が認識しなかったのだろうかと驚きました。違法薬物を見つけたら調査は二の次で、すぐに警察に提出するのが鉄則です」と話した。

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