「VIVANT」第5話、乃木憂助の過去が明らかに “もう一つの名前”に超優秀だった高校の成績

[ 2023年8月13日 22:09 ]

日曜劇場「VIVANT」第5話。乃木憂助の過去が徐々に明らかとなった(C)TBS
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 俳優の堺雅人(49)が主演を務める今夏最大の話題作、TBS日曜劇場「VIVANT(ヴィヴァン)」(日曜後9・00)は、13日に第5話が放送された。主人公・乃木憂助の過去が明らかとなった。

<以下ネタバレ有り>

 主人公・乃木が務める丸菱商事で起きた、1億ドル(日本円で140億円)の誤送金から始まる壮大なストーリー。乃木は、大金を取り戻すべく向かったバルカ共和国で、謎の組織・人物である「VIVANT」と間違われていた。

 無実の爆発犯とみなされ地元警察に追われる立場となったが、公安の刑事・野崎(阿部寛)らの協力により、世界医療機構・医師の柚木薫(二階堂ふみ)とともに、第3話で命からがら無事に日本に帰国。誤送金した140億円は、乃木が社内の誰かから罪をなすりつけられたものだといい、野崎は謎のテロ組織「テント」か、または「VIVANT」の正体と仮付けされている自衛隊の影の諜報部隊「別班」のメンバーではないかと推測。公安のサイバー対策課の“ホワイトハッカー”東条翔太(濱田岳)の力を借りて、乃木を犯人に仕立て上げるために動いた人物が、社内の財務部・太田梨歩(飯沼愛)と判明した。

 第4話では、入社2年目の太田の正体が、実は超一流ハッカー「blue@walker」だと判明。だが、この誤送金事件は、太田が何者かの指示で動かされていたものだった。太田に指示を出していたのは、何と、乃木が「唯一信頼できる社内の人間」と話していた丸菱商事の同期・山本巧(迫田孝也)。山本は実は、テロ組織「テント」のモニターだったのだ。さらに初登場した松坂桃李が「別班」の一員・黒須駿役と判明し、黒須は乃木を「先輩」と呼んだことから、乃木が実は「別班」のメンバーだと判明。登場人物たちの“第2の顔”が続々と明かされた。

 太田の場所の匿名電話と山本が用意周到に殺害されたことで乃木を別班と疑い始めた野崎。過去の経歴について裏を取れているのか確認すると、コロンビア大学卒業は証明書が送られていたため間違いなかった。だが、高校の公立ロンガリー高校については問い合わせの返信を確認すると「その高校に乃木憂助という人物はいなかった」と、“詐称”を確認。

 そのためFBIのロバートに電話して乃木の在籍していた高校を調べるように頼んだ。乃木が卒業したのは同じ「ロンガリー」という名前のついた私立の高校だった。1996年から1999年に在籍していたことがわかった。

 だが、名前は乃木憂助ではなく丹後隼人(たんご・はやと)だった。また、この高校は厳格なミリタリースクールで相当優秀でないと留学生を受け入れないと聞かされた。乃木の普段の言動から「優秀」と感じていなかった野崎は驚いた。

 さらに、そこで全科目を首席で卒業しており、通知表には学術、射撃、格闘技、サイバーセキュリティ、爆薬の調合の全てが「A+」だった。これで乃木を別班と確信する野崎だが、第1話でのザイールとの対峙、ドラムに簡単に盗聴器を仕掛けられたことに戸惑いを隠せなかった。

 乃木は京都府の小中学校に通い、3歳の時に両親と死別してから高校まで「丹後隼人」として生きてきたが、大学から「乃木憂助」の名前に戻っていた。両親と死別後、乃木は児童養護施設「丹後つばさ園」で育った。そこで野崎は関係者から乃木がバルカ共和国で人身売買されていたことを知る。さらに乞食をさせられていたところを戦場ジャーナリストに保護されて日本にやってきた。だが、強いストレスにより記憶障害を患っていた。

 そこから高校の時にパスポートの更新で一時帰国すると、テレビで放送していた島根県の「たたら製鉄」の特集を見ていると「どこかで見たような」と実家に向かったという。乃木家は「たたら製鉄の御三家」で、乃木の父親は警察官だったことも明らかになった。

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