「どうする家康」ムロツヨシ怪演がネット話題“大河史上最恐”秀吉の魅力は「野心」「好かれないピエロ」

[ 2023年8月13日 20:45 ]

大河ドラマ「どうする家康」第31話。大名物の茶器「初花肩衝(はつはなかたつき)」に感激の羽柴秀吉(ムロツヨシ)は…(C)NHK
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 嵐の松本潤(39)が主演を務めるNHK大河ドラマ「どうする家康」(日曜後8・00)は13日、第31話が放送され、羽柴秀吉と徳川家康の唯一の直接対決「小牧・長久手の戦い」(天正12年、1584年)の“前日譚”が描かれた。大河史上“最恐”と呼び声もある今作の秀吉像。回を重ねる度に怪演に拍車がかかるムロが、今作の秀吉の魅力を語った。

 <※以下、ネタバレ有>

 「リーガル・ハイ」「コンフィデンスマンJP」シリーズなどのヒット作を生み続ける古沢良太氏がオリジナル脚本を手掛ける大河ドラマ62作目。弱小国・三河の主は、いかにして戦国の世を生き抜き、天下統一を成し遂げたのか。江戸幕府初代将軍を単独主役にした大河は1983年「徳川家康」以来、実に40年ぶり。令和版にアップデートした新たな家康像を描く。古沢氏は大河脚本初挑戦。松本は大河初主演となる。

 第4話(1月29日)の初登場時から、SNS上には「目が笑っていない」「真顔が怖い」「真意が分からず、底が知れない」などの声が続出。話題を呼び続けてきたが、第29話(7月30)のラスト、明智光秀の首級が届くと、秀吉は「あ、明智殿。今までで一番ええ顔しとるがね」――。ニヤリと笑い、視聴者の戦慄はピークに達した。

 ムロは番組公式サイトのインタビューで「今作の秀吉の魅力は、野心だと思います」とスバリ。「最初は信長様を助け、信長様の信頼を勝ち取ることが、秀吉の“生き様”だったわけですが、それを全うしようとしていた中、信長様が突然いなくなる。それで秀吉は変わらざるを得なかったといいますか…。(信長が討たれた)現実を受け止めた時に、あらためて自分の野心との向き合い方が変わってきたのかなと思います。“信長様のために何ができるか”という一途な野心から変化していく。秀吉がどこまで前に出て行くのか…という今後の展開を今撮影しているところです」と解釈を明かした。

 「秀吉は相当頭が良かったし、相当頭の悪いフリをしてきたなと。邪魔な者は敵対し、悪く言えばズルく、良く言えば計算高いことをして、周りが自分に盾つかないようにしたり。盾つく者がいれば、計算ずくで勝てる戦いをする。アホになって、皆の前でわちゃわちゃして、わざと冷静に考えている部分をひた隠している。バレないようにピエロになる。カッコいいですけど、その道化っぷりはあまり皆から好かれないピエロで…それがまた面白いなと思っています」。天下獲りに突き進む“ムロ秀吉”の一挙手一投足に目を凝らしたい。

 次回第32話は「小牧長久手の激闘」(8月20日)が放送される。

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