藤井聡太棋王「自分の長所と短所がよく出たシリーズだった」 棋王戦就位式で5番勝負振り返る

[ 2023年5月24日 18:06 ]

<第48期棋王戦 コナミグループ杯 棋王就位式>記念撮影をするSKE48の鎌田菜月(左)と藤井聡太棋王(撮影・大城 有生希)
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 将棋の第48期棋王戦の就位式が24日、東京都内で行われ、2、3月の5番勝負を3勝1敗で制した藤井聡太棋王(20)=王将、竜王、王位、叡王、棋聖含む6冠=に就位状、トロフィー、賞金などが授与された。

 式では将棋好きアイドルで同郷の鎌田菜月(26)がスピーチを担当。姉弟子の室田伊緒・女流二段(34)から花束を贈られた藤井は謝辞で「前期まではよい成績を残せず、今期は上を目指して戦いたいと思っていました。本戦ではベスト4で敗れてしまったんですが、敗者復活戦を勝ち進むことができ、挑戦することができたのは自分としてもとてもうれしく思いました」と予選を勝ち抜いた喜びをまず示した。

 続けて「渡辺(明)棋王との5番勝負はすべて角換わりとなりましたが、定跡を外れてからは一手毎に非常に難しい局面が続き、自分の長所と短所がともによく出たシリーズだったと感じています」と番勝負の心境を吐露。「そのなかでタイトル獲得という結果が出せたことをうれしく思っています。来期の防衛戦でよりよい将棋が指せるよう、今後一層精進して行きたい」と締めた。

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