市川猿之助、歌舞伎座「六月大歌舞伎」も休演 代役は中村壱太郎、市川中車と夫婦役

[ 2023年5月24日 17:21 ]

歌舞伎俳優の中村壱太郎
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 松竹は24日、東京都内の自宅で倒れているのが見つかった歌舞伎俳優・市川猿之助(47)が出演予定だった「六月大歌舞伎」昼の部の「傾城反魂香」の配役を変更すると発表。猿之助が務める予定だった「又平女房おとく」役は中村壱太郎(32)が務める。

 松竹は代役変更の発表とともに、公式サイトで「市川猿之助に関しまして」と題した変更理由を発表。「市川猿之助に関しましては、引き続き、お客様をはじめ、関係者の皆様に多大なるご迷惑、ご心配をおかけいたしておりますことを改めて深くお詫び申し上げます」とし「市川猿之助につきましては、今なお、当局等による対応が続いており、弊社としましても引き続き各方面からの情報把握に努めておりますが、現時点におきまして来月の公演に出演することは困難と判断し、本日の発表内容を決定いたしました」と説明した。

 「六月大歌舞伎」は6月3日に初日を迎える。「傾城反魂香」は、伯父の市川猿翁(83)が「三代猿之助四十八撰」に定める澤瀉(おもだか)屋のお家芸の一つで、猿之助は今回、同じ一門の市川中車(香川照之、57)と夫婦役を務めるはずだった。

 「傾城反魂香」は人気演目の一つで、これまで繰り返し上演されている。猿之助が演じる予定だったおとくも、多くの役者によって演じ継がれてきている。

 松竹は「七月大歌舞伎」については「改めてお知らせさせていただきます」とした。

 猿之助は18日に都内の自宅で倒れている状態で発見され救急搬送、父で歌舞伎俳優・市川段四郎さんと母の喜熨斗(きのし)延子さんが死亡。死亡の経緯を調べるため、警視庁は猿之助から再び事情を聴いている。猿之助は搬送先の病院を19日に退院後、都内の別の病院に転院していた。

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