川島海荷「演技を極めたい」 舞台「キングダム」終え6月に主演舞台 20代最後の年の決意

[ 2023年5月24日 04:50 ]

笑顔を見せる川島海荷(撮影・小海途 良幹)
Photo By スポニチ

 女優の川島海荷(29)が20代最後の一年に、積極的に舞台のステージに立っている。6月1~11日には主演作「君しか見えないよ」(東京・浅草九劇)が上演。今年は年明けから夏まで舞台の仕事が続いており「演技を極めたい」と力が入っている。

 「君しか見えないよ」は、お笑いコンビ「かもめんたる」の岩崎う大(44)が演出を手がける家族のコメディー。コント師らしいトリッキーな演出も期待でき「ショーのような舞台になると思う。客席も近い劇場ですし、リアルな会話をしっかり見せられたら」と意気込んでいる。

 自ら望んだ舞台の一年だ。2月から5月にかけて、帝劇をはじめ全国4都市で上演された歴史アクション「キングダム」にヒロインの河了貂(かりょうてん)役で出演。6月の主演作後、8月に東京・渋谷のパルコ劇場で「桜の園」が控える。

 「キングダム」の稽古が始まった昨年12月から、舞台の仕事が入りっぱなしだ。「もっと自分の仕事に自信を持って、楽しんでやりたい」と舞台で演技を極めることを決めた。「やっぱり舞台はお芝居も精神面も鍛えられる。舞台は何日もかけて、ダメ出しをされながらつくり上げていく。その職人みたいなつくり方に影響を受けました」と語る。

 理想は田畑智子(42)のような自然体で力強い演技ができる女優。田畑とは昨年の舞台で共演した。「お芝居が凄くすてき。ナチュラルだけど、パンチがある。直前まで普通にしゃべってて、そのままステージ出て行くんですけど、凄く自然体で」と、大いに触発された。

 以前は生の舞台が怖かった。失敗を恐れたり、共演者のアドリブに困惑したり。だが、今は違う。「私も今日は違う動きしてみようとアイデアが生まれたり、試行錯誤しながらですけど。楽しめてますね」。自分自身の変化を実感している。

 20代最後に迎えた転換期。「ドロドロした話もやってみたいし、人妻の役もやってみたい。ナチュラルに良い年の取り方をしていきたいですね」。30代の川島海荷の活躍が楽しみになった。(伊藤 尚平)

 ◇川島 海荷(かわしま・うみか)1994年(平6)3月3日生まれ、埼玉県出身の29歳。明大文学部卒。小6でスカウトされ芸能界入り。2006年に女優デビュー。出演作にドラマ「怪物くん」「パパドル!」など。07~16年にアイドルグループ「9nine」としても活動。1メートル55、血液型O。

続きを表示

この記事のフォト

「美脚」特集記事

「STARTO ENTERTAINMENT」特集記事

2023年5月24日のニュース