石原良純 30年以上支えてくれた恩師との別れにも気丈「ずっと一緒だから、死んだと思ってない」

[ 2023年5月9日 23:22 ]

タレントで気象予報士の石原良純
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 タレントで気象予報士の石原良純(61)が、8日放送のテレビ朝日系「証言者バラエティ アンタウォッチマン」(月曜後8・30)に出演し、自身の芸能活動を長年にわたり支えた元マネジャーへの思いを語った。

 タレントとして新たな可能性を見いだすべく、石原プロから独立した良純。その際、マネジャーとして身元を引き受けてくれたのが、三原栄子さんだった。もともと雑誌の編集者で、父の故・石原慎太郎さんをよく知っており、良純も子供のころから交流があったという。

 マネジャーとしての三原さんは、母親のような役回りを演じてくれた。良純は「“スターは荷物は持って、重そうには歩かないでしょう?すーっと歩いてればいいんですよ。だから私が(荷物を)持つ”とか。俺が飲み過ぎないように、酒をぱっと薄い酒に変えたり、下手すると“いただきます”って飲んじゃったりするわけ」と、三原さんのエピソードを紹介。「本当に大事にしてもらったな」と感謝した。

 タレントとして成功するため、良純を伴ってテレビ局周りに奔走。良純に敬意を払わないような扱いをするタレントには食ってかかったといい、良純も「僕言われたもん。“あの時、三原さんにつねられた”って」と、あるタレントからの証言を苦笑いで明かした。

 30年にわたり良純を支えてきた三原さんだったが、実は良純に隠して闘病生活を送っていた。収録現場などには帯同しなくなっており、様子を心配した良純が「状態はどうなの?本当のことを教えてくれる?」と、三原さんの娘でもある現社長に尋ねることもあったという。

 それでも、三原さんは闘病の事実を伝えることを拒んだ。現社長によると、三原さんは「具合が悪いのを(良純が)知ると、元気がなくなってしまって、自由に思った感じでいつものようにおしゃべりができなくなってしまう。絶対に言うな。もし万が一、私が死んだとしても、葬式が全部終わってから言うように。それは断固として守れ」と話していたという。

 良純は三原さんの闘病期間中、一度も会うことができなかった。三原さんは悪性リンパ腫を患っており、2019年に死去。三原さんと会えたのは、訃報を知らされた後。無言の対面となった。

 その三原さんは生前、良純に手紙を残していた。弱った体から力を振り絞って書かれたメッセージは、「良純さま」という文字がやっと読めるほどの崩れた字体だった。良純は「三原さんはね、死んでないんですよ、変な話。ずっと一緒だから、死んだと思ってない。最後、電話もしなくなって、ずっと俺は元気でホイホイと仕事をしてたし。三原は死んでないと思っています」と、涙をこらえながら恩師へ思いをはせていた。

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