新田純一　還暦再婚へ　花の82年組元アイドル「男のけじめです」マッチにそっくりと言われた過去も

還暦の誕生日にプロポーズした新田純一
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　俳優の新田純一（60）が再婚する。自身の還暦の誕生日となった8日、節目を祝うゴルフコンペの会場で公開プロポーズした。お相手は約20年前から事実婚状態だったパートナーで、演歌歌手・八代亜紀のヘアメークを担当する2歳年下の聡子（としこ）さん。新田はスポニチアネックスの取材に「実はずっと事実婚でパートナーという関係でしたが、還暦を迎えた記念日にけじめをつけようと思いました」と残りの人生を聡子さんと家族として歩む決心をしたことを明かした。

　千葉県市原市のベルセルバカントリークラブ市原コースで開催した「新田純一　還暦祝　ゴルフコンペ」。ラウンドが終わった後の表彰式で、新田は突然、聡子さんを壇上に呼び「結婚してください」とプロポーズ。誕生日のお祝いに駆け付けた俳優里見浩太朗がサプライズを心配そうに見守る中、聡子さんは恥ずかしそうに「はい」とOKを出した。おめでたい現場の“証人”となった里見は「良かった、良かった。おめでとう！！」と大喜び。コンペ参加者からも「おめでとう！！」の祝福の声と大きな拍手が起き、会場は幸せムードに包まれた。

　八代亜紀と共演した現場で何度が顔を合わせて知り合った2人。約20年前に事実婚のパートナーとなり、これまで「再婚」と報じられていたが、実は婚姻届は出していなかった。お互いに離婚を経験し、子供もいたことから、事実婚を選択したという。なかなか事情を説明する機会もなかったが、現在は子供たちも自立。新田は「あと50年も生きることはないから、60歳になったこの日に還暦祝いのコンペにいらしてくださった皆さんに証人になってもらい、けじめをつけたいと思いました」と還暦プロポーズを選んだ理由を語った。

　1982年に「Hop・Step・愛（LOVE）」で歌手デビュー。中森明菜、小泉今日子、石川秀美、早見優、堀ちえみ、松本伊代、三田寛子、シブがき隊ら人気アイドルが大豊作だった「花の82年組」の１人。当時、田原俊彦、野村義男、近藤真彦の「たのきんトリオ」が人気絶頂期で、新田は「マッチにそっくり」とも評された。実際に街中で間違われることも多く「マッチ！」と黄色い歓声の中で握手を求められたことも。アイドルの資質に十分な端正な顔立ちと存在感を持ちながら、ほかのアイドルに間違われるのは、忸怩（じくじ）たる思いがあったはずだが「マッチの方が1歳年下ですけど、デビューが早いので仕方ないです」と振り返っている。

　21歳だった84年から俳優に転身し、ドラマや舞台で活躍。85年、日本テレビ年末時代劇「白虎隊」で時代劇に初挑戦。この時の主演・里見浩太朗が俳優への道へ進む「恩師」となった。その後、NHK大河ドラマ「独眼竜正宗」(87年）、映画「アウトレイジ」（2010年）など、ドラマや舞台、映画に活動の場を広げた。現在は八代亜紀がパーソナリティーを務めるラジオ日本「ムーンラウンジ846」にレギュラー出演中。また、ファスティングのスクール「ファスティングマイスター学院」（東京都墨田区）の顧問に就任、ファスティングの指導という新たな道でも活動している。

　芸能界の恩人が“証人”となり、最愛の人に再婚の快諾を得た新田は「最高の還暦の誕生日となりました」と喜びをかみしめた。「人生は歩んできた後ろに道ができますが、これから聡子さんと家族として一緒に道を作っていきたいと思います。堂々と『夫です』と名乗ります。真っすぐに生きていきたい。男のけじめです」と決意を語った。