宮川花子「4年ぶりにNGKにもどってきたぞ~」夫の大助と漫才を披露 多発性骨髄腫から復帰

[ 2023年5月9日 20:37 ]

NGKでの公演後、会見した夫婦漫才コンビ「宮川大助・花子」
Photo By スポニチ

 夫婦漫才コンビ「宮川大助・花子」が9日、本拠地の大阪・なんばグランド花月(NGK)で漫才を披露した。病気療養中の宮川花子(68)がNGKの舞台に立つのは昨年4月3日の吉本興業創業110周年特別公演「伝説の一日」以来。NGKでの漫才は、19年5月20日以来約4年、実に1450日ぶりだった。

 舞台後方のスクリーンに「宮川大助・花子」のコンビ名が大写しになると場内にどよめきが起きた。そして大助(73)に車椅子を押された花子が現れると、「4年ぶりにNGKにもどってきたぞ~」と第一声。さらに「大助・花子の生き証人ですからね。(公演後)握手してお見送りしたいという話は、出ていません」とボケて復帰舞台に立ち会った観客のハートをつかんだ。

 花子は19年12月に血液がんの一種、多発性骨髄腫を発症したと公表した。現在も月1回の化学療法を受け、自宅療養を継続する。昨年10月には自宅で呼吸困難に陥り、心肺停止に。10日間、集中治療室に入ったが今月1日、NGKの地下にあるYESシアターで大助と漫才を行うまでに回復した。そしてこの日、「NGKの舞台に立つ」念願を果たすと、「花子さん、歩いてセンターマイクにいく日がくる」と大助はさらなる目標設定をした。

 花子はこの日、自ら「ビタミンカラー」と呼ぶオレンジの衣装で舞台に立った。2人の長女・宮川さゆみ(45)から母の日のプレゼントとしてもらったイヤリングも着けて臨んだ。1公演前の舞台では「オール阪神・巨人」が観客へ向けて「(夕方の舞台に宮川大助・花子が)“出ますよ”と。後押ししてくれたのが、うれしかった。ミルクボーイもあいさつにきてくれた」と大助が明かした。

 NGKの舞台に立つ、念願を叶えた興奮はあるだろう。それを割り引いても、花子からは前向きな言葉しか出てこなかった。

 「うれしいことに抗がん剤の後遺症もない。見た目もそう。これを機にどんどんやりたい。会社(吉本興業)にも次いつ?次いつ?と聞いてます」。次回の出演を早くも交渉中と打ち明けると、大助も「それが嫁さんの生きるパワーになっている」。力強く復活を宣言した。

続きを表示

「美脚」特集記事

「STARTO ENTERTAINMENT」特集記事

2023年5月9日のニュース