紀里谷和明氏 34歳で初監督作品発表も日本映画界から嫌われた発言とは「僕の中ではそう思ってた」

[ 2023年5月7日 13:29 ]

紀里谷和明氏
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 映画監督、写真家などマルチに活躍する紀里谷和明氏(55)が6日放送の日本テレビ「マツコ会議」(土曜後11・00)にゲスト出演。日本映画界から嫌われたという発言について語った。

 紀里谷氏は熊本の田舎町で生まれ育ち、中学2年で渡米を決意した。全米屈指のアートスクール・ケンブリッジ高校でアート全般を学び、卒業後はマーク・ジェイコブスやアナスイなど数多くのアーティストやデザイナーを輩出したパーソンズ美術大学に進学するも、突然中退。しかしカメラマンとして働き始めると、わずか半年でヒップホップ界の大物・ジェイ・Zを撮影するなど、20代にして売れっ子写真家となった。

 日本では2001年、歌手・宇多田ヒカルの「traveling」のミュージックビデオを製作。アニメーションやCGを駆使した独創的な映像が注目を浴びた。そして34歳の時には当時としては破格の製作費6億円をかけた初監督作品となる映画「CASSHERN」(04年)を発表した。

 だが、この時のある発言によって、日本映画界から嫌われることになったという。それは「映画なんて、尺が長いだけでしょう」という発言だった。

 紀里谷氏はVTRで「僕の中ではそう思ってた。とにかく、できないことはないって信じてましたから。バッシングの嵐だったんですよね」と回顧した。

 その後、CG製作だけに1年を費やした「GOEMON」(09年)や、ハリウッド発進出作品となる「ラスト・ナイツ」(15年)など3本の映画を製作し、今回「この最後の作品でやるべきことをやり切ったという思いがあります」と最後の作品と宣言した現在公開中の映画「世界の終わりから」を監督した。

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2023年5月7日のニュース