鈴木おさむ氏 放送作家人生30年…引退に言及「自分にとっての最後かな」と思う番組「本当に辞めます」

[ 2023年5月7日 12:17 ]

放送作家の鈴木おさむ氏
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 放送作家の鈴木おさむ氏(51)が7日、フジテレビ「ボクらの時代」(日曜前7・00)に出演。放送作家としての引退に言及した。

 この日はチャンネル登録者数413万人の5人組人気ユーチューバーグループ「コムドット」のリーダー・やまと、お笑いコンビ「EXIT」の兼近大樹とともに出演。鈴木氏はコムドットの冠レギュラー番組「コムドットって何?」(月曜深夜1・25)の作家を務めており、2人との対面をセッティングした。

 やまとから「テレビを作っている人たちって、どこでの視聴が一番うれしいんだろうって考えていて。視聴率を取れたらうれしいのか、それともTVerとかがいいのか、それともいいものを作るってことを考えているから、媒体はどこでも、無断転載だろうが、何でも面白いって言われているのを見て嬉しいのか。どこにモチベーションがあるのか」と投げかけた。すると、鈴木氏は「ゴールデンとかは何だかんだいって、視聴率を問われると思う。ただ深夜でいうと、特に11時以降って、若い人が昔みたいに見ない。視聴者数が相当減ってると俺は思っている。そう考えると、深夜とかはTVerの数字(が重要になる)。やっぱり見られてなんぼ。TVerは今、相当でかいんじゃないかな」と見解を示した。

 テレビの復権について話が及び、「レッドオーシャン(競争相手が多い市場)とブルーオーシャン(競争相手が少ない市場)って言葉があるじゃん。最近、気付いたのがネットってとんでもないレッドオーシャンかなと思っていて。もうライバルが多すぎて。テレビってふと立ち止まってみると、今回のコムドットをやる!っていうチョイスでいうと、テレビってやり方次第では凄いテレビがブルーオーシャンなんじゃないかって」と鈴木氏。「テレビで改めて面白いこと、振り切ったことをやって、それをTVerで回したりとかすると、テレビ作りたいって人がもう1回増えてくるんじゃないかなって」と話した。

 「でも、(テレビは)振り切りがが必要でいろいろと実験してみたらいいと思う」とも。「そこから何か生まれると思うし、コムドットを使うっていうのはテレビにとっては凄い実験だ」とした上で「俺も放送作家人生で30年やってきたんだけど、コムドットの番組があって、これが自分にとっての最後かなって。辞める可能性があるとかじゃなくて、たぶん辞めると思う。(これで通用しなかったら)本当に辞めます。もうそれがいいかなって」と放送作家としての引退まで口にした。

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