早乙女太一 4歳から大衆演劇で活躍 父との関係「大人になったらぶっ殺してやろう」も「23歳の時に…」

[ 2023年5月7日 11:24 ]

早乙女太一
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 俳優の早乙女太一(31)が6日放送のTBS「人生最高レストラン」(土曜後11・30)にゲスト出演。父親との関係について語った。

 大衆演劇の劇団員だった両親の間に生まれ、4歳から舞台で活躍、主に健康ランドなど毎月公演場所を変えながら全国を巡っていたという。父については「めちゃくちゃ厳しかったですね。僕4歳からだったんで、泣いちゃっても声が舞台に漏れちゃうし。とにかく声を出すなというか。芝居中はね」と振り返った。

 父との思い出を聞かれると、「いや、ほとんどないですね。“大人になったら絶対にぶっ殺してやろう”としか思ってなかったです」と早乙女。「勝てないっていうのは。子供だし。めちゃくちゃ厳しいし」と語り、父親らしいことをしてもらったことも「ないですね」と言い切った。肩車をしてもらったことはと問われると、「踊りで親子で踊る時に、雑技団的な感じで、俺が上にのって、“ハーッ!”みたいな」と話した。

 父への思いは「ずーっと残ってました」。自身は大衆演劇俳優としてはもちろん、若くして映画や舞台、ドラマなど第一線で活躍してきたが、その生活は過酷だったと言い、「基本劇団があると1年間ほとんど舞台、他の仕事が入っても、他の舞台の昼公演が終わったら夜公演そっち行くとか、ツアー周っても2公演やって夜から朝までかけてバス移動して、また2公演やってバス移動してみたいな。環境は広がったけど、自分としては物凄く居場所が狭くなったというか」と回顧した。

 「僕は何にも言えない。意見が全く。とにかく用意されてそれをやるっていうだけだったんで」「とにかくハイだけいう、そういう感覚ですね」と続けた。

 そんな早乙女が父との確執を乗り越えたのは、あるきっかけがあったという。「僕23歳の時に劇団1回解散したんですよ。このまま劇団を継ぐんじゃなくて、ちゃんと1回劇団を離れて、劇団のお仕事がない状態で1人の役者としていろんなチャレンジをして勉強した上で自分が作り直したいなと思って。だからそれも大きかったかもしれないですね。ちょっとやっぱり距離もできたし、自分がちょっと自立した感覚もあったり」と明かした。

 また、早乙女は13年にタレントの西山茉希と結婚し、2児をもうけ、19年に離婚しているだけに「あとその時ちょうど僕も子供ができたりして。なんとなく子供に対する思いであったりとか。全部が変わりましたね」としみじみと話した。

 「なんか今までは否定だけで頑張ってきたというか。それがまあそれこそ自分に家族ができて、子供ができて。自分が初めて自分の道を作っていく時だったんですよね、その時が。もう全ての感覚が変わったというか」と話すと、MCの「極楽とんぼ」加藤浩次は「良かったあ、気が付いてくれて」と安堵(あんど)した。

 「もう今はないでしょう。お父さんをぶっ殺したいという気持ちは」と尋ねると、早乙女は「全くないです」と明言。「こないだ初めて2人でご飯行ったりしましたね。ついこないだ2人きりで。人生で初めて父親の恋愛トークが始まったりして。(話すことが)何にもなかったんでしょうね」と笑ってみせた。

 

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