歌手と“二刀流”で… いきなり京セラD国歌独唱のモンスター新人・舞乃空が夢見る未来像

[ 2023年4月20日 20:25 ]

スポニチ大阪本社を訪れた舞乃空
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 21日に京セラドーム大阪で行われるプロ野球、オリックス―西武戦の試合前セレモニーで国歌独唱を行う大手芸能事務所サンミュージック期待の新人歌手・舞乃空(まのあ、18)が20日、大阪市北区のスポーツニッポン新聞社を訪れた。

 同事務所にスカウトされ、元々は約3年前の高校進学を機に地元・大阪から東京に移り住んで芸能活動を始める予定だったが新型コロナ禍で延び延びに。今年2月にデビューシングル「うたかた」でプロの仲間入りを果たしたばかりだが、NHKのど自慢グランドチャンピオン大会出場や日本テレビ「歌唱王」などの歌番組に小・中学生時代から出演するなど、歌唱力はアマチュア時代から“未来モンスター”として知られた存在だった。

 これまで最も多い観衆の前で歌ったのは最大3800人収容の東京・NHKホール。今回、万単位が予想される大観衆の前で歌うのはもちろん初体験だ。檜舞台を前に「初めてのドームでしかもアカペラ。緊張9割で楽しみ1割です」と自嘲気味に答えながらも「本番前はアドレナリンが出てスイッチが入り、うまくいくタイプです」とどこか自信ありげなのは、やはり“大物”ならではか。

 オリックスと合併した、元プロ球団の近鉄の本拠地・藤井寺球場のあった藤井寺市出身。だが「物心ついた時には球場はなかったので記憶にはないんです」と残念そう。ただ、歌手になるトレーニングのため高校時代はできなかったが、小中学生時代はバレーボールに打ち込んだ体育会系少女だったこともあり、次は始球式?との質問には「足の球技は苦手ですが手を使うのは得意。昔は野球が大好きな父親とキャッチボールをしたりしていましたし」と意欲的。同じく野球好きな俳優・鈴木福(18)とは高校時代、同級生として相談相手になってもらっていた間柄でもあり、「もしそんな話が頂けたら、福くんにアドバイスをもらおうかな」とちゃめっ気たっぷりにほほ笑んだ。

 歌手とともに、人生の大きな目標に掲げるのが動物保護活動。昔から保護犬や保護猫をそれぞれ数匹、それ以外にもインコやハムスター、カメなども飼っていた実家が“プチ動物園”だったこともあり、自然と動物好きになった。今は都心のマンション住まいで飼うことができないため、動物カフェで“心の充電”を図ったりしているが、いつかは動物との生活を夢見ている。

 また、千葉県袖ケ浦市にワンちゃんネコちゃんの保護ハウスを作った坂上忍(55)の名前を手本として挙げながら、「動物保護施設を作りたいんです」と力説。現在、手作りのドッグ&キャットフード作りなどペットの栄養面に関して勉強中で、トリマー資格もタイミングを見て取得予定。「まずは歌い手としてちゃんと一本立ちしてから」としながら、歌手と動物保護の“二刀流”を人生の完成形に挙げていた。

 ○…この4月からラジオ大阪で冠番組「いいね!イマうた舞乃空」(火曜後9・00)がスタート。1人で10数分しゃべり続ける難しさを痛感しながらも、「大阪の番組は大阪弁でしゃべれるので嬉しい」と笑顔。5月1日には大阪府松原市のショッピングモール・セブンパーク天美の大型ビジョン前で凱旋ライブを2回行う予定。

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