小田貴月さん 高倉健さんの養女になった理由「高倉は最後まで現役を貫きたいという思いがあったので」

[ 2023年4月20日 17:47 ]

小田貴月さん(C)高倉プロモーション
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 故・高倉健さんの養女で高倉プロモーション代表の小田貴月(たか)さんが、20日放送の日本テレビ系「情報ライブ ミヤネ屋」(月~金曜後1・55)のインタビューに答え、高倉さんと知り合い、養女になったいきさつを明かした。

 もともとライターの仕事をしていた小田さんは、1996年、雑誌の仕事で香港のレストランを訪れていたという。そこで偶然、会ったのが高倉さんだった。邪魔をしないように高倉さんからは距離を取っていたというが、気づくと高倉さんが近くに。「はっ!って感じで、“気を遣っていただいてありがとうございます。いい仕事をして下さいね”と言って、去って行った」。時間にして、数秒ほどのことだったという。

 掲載された雑誌を高倉さんに送ったことをきっかけに、高倉さんとの文通がスタート。小田さんは「日本の宝物だなって思ったんです。あれだけストイックに映画俳優として確立されていて、最後の最後まで現役を貫こうとしてらっしゃる姿を見て、私が役に立てることであれば、全力で支えようと」と、高倉さんの役に立ちたい思いを募らせたという。その後、高倉さんの自宅で2人での生活をスタート。小田さんは炊事や洗濯、身の回りをサポートした。

 養女になったのは、高倉さんからの提案だった。小田さんの母が病気で入院し、看病していたころだったという。「私が看病に向かう姿を見ていて、親族でないと病状とか、これからの治療方針とかを説明いただけない」。その事実に、高倉さんが「親族でないと、いざという時に看病できないんだね」と認識してくれたという。一方で、結婚するとなると葛藤もあったようで、小田さんは「高倉は最後まで現役を貫きたいという思いがあったので、世間が騒ぐことがあっては、作品に影響するのが、高倉にとっては一番嫌な、リスクがあることなので、“じゃあ、養女はどうか?”という話になりました」と説明した。

 高倉さんの提案を受けて、小田さんは13年5月に養女になったという。

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2023年4月20日のニュース