水谷八重子「新派は日本人のふるさと」 百三十五年記念・六月新派喜劇公演「三婆」取材会

[ 2023年4月20日 15:56 ]

新派百三十五年記念・六月新派喜劇公演「三婆」の取材会を行った(左から)波乃久里子、渡辺えり、水谷八重子
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 女優の水谷八重子(84)、波乃久里子(77)、渡辺えり(68)が20日、都内で新派百三十五年記念・六月新派喜劇公演「三婆」の取材会を行った。

 主人を亡くした妻とその愛人、義妹の3人の女性の奇妙な共同生活を描く。

 新派が取材会を行うのは2019年の「明日の幸福」の取材会以来約4年ぶり。波乃は「今本当に新人の気持ちでございます。見てくれはおばあさんだけど中身は新人でございます」と語った。

 渡辺は新派公演に初出演する。水谷は「出なきゃしょうがないと運命付けられている人。やっと実現したなという思いです。このまんまで演じてほしい」と激励。渡辺は「みんなが明日も頑張って生きていこうという気持ちになれば」と抱負を口にした。

 舞台は女性たちの老後問題をユーモアたっぷりに描いた喜劇。水谷は「とにかく元気でなくちゃいけない。私たちはつらつとして元気いっぱいで、元気をいっぱい差し上げてお返ししたいと思っています」と意気込んだ。 また、創始から135年の新派の魅力について「明治、大正、昭和の日本人の生き様を芝居の中で演じられる唯一の劇団と自負しています。これからの方に残してあげたいと思う日本人のふるさとのような気がしています」と力を込めた。

 6月3~25日に東京・三越劇場で上演される。

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2023年4月20日のニュース