40年半の歴史に幕「タモリ倶楽部」有終の美 ギャラクシー賞月間賞「喪失感甚大」最終回も「緩い大爆笑」

[ 2023年4月20日 12:00 ]

タモリ
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 放送批評懇談会が選ぶ「2023年3月度ギャラクシー賞月間賞」が20日に発表され、3月31日に最終回を迎え、約40年半の歴史に幕を下ろしたテレビ朝日の長寿番組「タモリ倶楽部」(金曜深夜0・20)が受賞。有終の美を飾った。

 1982年10月にスタートし、昨年10月に放送開始40周年。司会のタモリがマニアックな題材について、その分野に一家言を持つ芸人らと熱く語るなど、独特の世界観を築き上げた。

 ギャラクシー賞月間賞は01年5月度「プロジェクトSEX 性の挑戦者たち~シリコンの女神を創った男達」、20年7月度「ストリートビューでオンライン撮り鉄!偶然鉄道フォトコンテスト」に続く3回目。

 今回は3月24日(空耳アワー)、31日放送分(最終回)。選評は「『毎度おなじみ流浪の番組……』。あのタイトルコールがもう聞けない喪失感は激甚だ」と終了を惜しみ「最後だからと力が入ることもなくいつも通り、期待を裏切らない緩い大爆笑で40年の歴史に幕。バカバカしさも乗り越えて、大人が真剣に遊ぶ洗練された番組だったと最後までうならせてくれた」と絶賛した。

 「ギャラクシー賞」は放送批評懇談会が日本の放送文化の質的な向上を願い、優秀番組・個人・団体を顕彰するため1963年に創設。活動の一環とし、自主的に番組を推奨する「月間賞」を選定している。

 同月度はNHKスペシャル「海辺にあった、町の病院~震災12年 石巻市雄勝町~」(NHK、3月11日)、日曜ドラマ「ブラッシュアップライフ」(日本テレビ、1月8日~3月12日)、ドラマ10「大奥」(NHK、1月10日~3月14日)も受賞した。

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