鈴木京香 23年日本建築学会文化賞受賞 渋谷区のレガシー住宅「ヴィラ・クゥクゥ」継承し改修

[ 2023年4月20日 04:45 ]

鈴木京香
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 女優の鈴木京香(54)が19日、建築文化の向上に貢献した人物に贈られる2023年日本建築学会文化賞を受賞した。日本建築学会が発表した。鈴木は完成から65年以上が経過し、取り壊しの危機にあった東京都渋谷区のレガシー住宅「ヴィラ・クゥクゥ」を継承して改修。その過程などをSNS、雑誌などで発信し、遺産建築の保存、再生の重要性を世に示した。住宅の一般公開に向けた取り組みも評価された。

 ヴィラ・クゥクゥは、近代建築の世界的巨匠ル・コルビュジエの弟子で、同氏とともに東京・上野の国立西洋美術館建設などに携わった建築家、吉阪隆正の代表作。色ガラスをはめた小窓はコルビュジエの代表作「ロンシャン礼拝堂」(フランス)を思わせる名作住宅として知られた。鈴木は自らをヴィラ・クゥクゥの「管理人」と呼び、今後、一般公開に向けた準備などをさらに進める。

 鈴木は文化庁の建築文化に関する有識者会議の委員も務める。

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