美 少年・藤井直樹 次の目標は「より多くの都市を回ってコンサートを届けられるように」

[ 2023年3月31日 04:00 ]

美 少年 ARENA TOUR 2023「We are 美 少年~Let’s sing it~」でパフォーマンスする美 少年の(左から)藤井直樹、岩崎大昇、那須雄登、浮所飛貴、金指一世、佐藤龍我(撮影・藤山 由理)
Photo By スポニチ

 ジャニーズJr.の6人組「美 少年」が30日、全国ツアーの横浜アリーナ公演を行った。15000人の観客の前でグループのオリジナル曲「吉吉Bang!Bang!」や先輩の曲など計23曲を披露した。

 【一問一答】

 ――初の単独アリーナツアー、ここまで回っての感想は?

 藤井直樹「どの公演でもファンの皆さんの顔を見られるのは落ち着きますね。毎回毎回、出る前は緊張しちゃうんですけど、ちゃんとペンライトやうちわ持って待ってくれているんだなというのを感じています」

 佐藤龍我「セットとか去年までは関わってなかったですけど、1から?0から?1から?今年は関わった。日々いろいろな思いを乗せられた。そしてやっぱり何より歓声。通じ合っていると感じます」

 浮所飛貴「僕としては自分が生まれた愛知県でツアーを幕開けできたことがすごく嬉しかったです。親戚だったり家族もみんな来てくれた。さらに愛知県でひつまぶしも食べることができて、手羽先も食べることができたのですごい幸せな公演でした。それで今回横浜でやらせてもらって次は大阪。大阪は初めて自分たちが行かせてもらうので、たこ焼きが楽しみ(笑い)。初めて僕たちだけでやらせてもらうことがうれしい。とにかく弾けて若さ全開じゃないですけど、“フレッシュ弾けて”という感じで頑張ります」

 岩崎大昇「去年のアリーナ公演から今年は全国アリーナツアーになったという進化。また新しいことをさせていただけて凄くうれしい。同時に去年を超えていくという気持ちを持って臨むことができた。自分達としてはいいものを作れていると自信を持って皆さんにお届けできています」

 那須雄登「今回のツアー名が“We are 美 少年”でサブタイトルに“Let’s sing it”と入っている。それは今回から声出しが解禁されて、みんなで歌いたいという思いも込めた。セットも歌とか音楽にこだわったものを作りたいねと、センターステージの上にチューバ、本ステージのサイドにピアノの鍵盤を配置した。セットも細かく作っていくとステージにいつも以上に愛着が湧く。先輩の(菊池)風磨君に“どんどんどんどん自分達で作っていくと、ステージごと好きになる”という話は伺っていたんですけど、まさにその通りだなと今実感していますね。去年よりさらに楽しくステージに立っています」

 金指一世「声出しが解禁となったので、最初のあいさつで(ファンとやりとりできるようなことをそれぞれ考えた。ファンの皆さんも声をめちゃくちゃ出してくれたので、僕ら6人のパワーももっと出て、すごい楽しめた。世界旅行のコーナー(曲で世界を表現する)は、大昇が提案してくれたもの。一人ずつピックアップされるところがあり、いろんな国に行くというコーナーで、ちょっとおちゃらけた部分もある。全体通してすごいバランスがいいライブになっている」

 ――那須さんの最初のあいさつ(序盤の個人あいさつ「俺たちのこと生で見てどう?イケメンでしょ?俺たちがこの世で一番美 少年でしょ?」)は毎回やっている?

 那須「あれは去年からです」

 ――定番でやってる?

 那須「はい。昨日は中島健人君が見学にいらして“あの煽りは一生やったほうがいいよ。突き抜けちゃえば”と言ってくださった。公認で」

 ――「美 少年」というところにはやはりこだわりがある?

 那須「もともとジャニーさんが“イケメンの子たちを集めてグループにしよう”と言って集めてくれた。ジャニーさんが褒めてくれたことはずっと大事にしたい」

 藤井「僕、“東京B少年”の頃、自信がなかった時期があったんですよ。その時にジャニーさんが改まったタイミングで“Youは顔がいいんだから、ちゃんと自信持っていいんだよ”って言ってくださって」

 浮所「本当ですか?俺言われたことないそんなこと」

 藤井「ちょっと自信ないのが見えてたのかもしれない。そうやって励ましてくれたりもして、名前も“東京B少年”から“美 少年”に変わって、ちゃんと自信持てるようになりましたね」

 浮所「僕は“Youうるさいよ”とずっと言われてました。顔かっこいいって言われたの今思い出せない。“とにかくYouはうるさいんだよ”ってずっと言われてました」

 ――「美 少年」というグループ名に年齢も上がってきて改めて自信が芽生えた部分もある?

 岩崎「昔はバラエティーの現場行った時に“美 少年の岩崎です”と言うとみんな“うん?”みたいな顔をされて、最初それで気まずくなってた。今ではなんとも思わない。すごい強い心ができました」

 浮所「今となっては珍しい名前すぎて、グループ名で覚えてくれている人もいる。うれしいなと思います、今となっては」

 ――グループでお互いの顔見てやっぱり俺たち美少年だなって思うことありますか?

 那須「常に思いますね。“Cosmic Melody”で内側向くんですよ、円形で。みんなの顔が見えるんですけど、みんなイケメンだなーと思う」

 浮所「にしては今日一回も目合わなかった

 那須「昨日見たからいいかなと思って」

 浮所「ふざけんなよ!(笑い)」

 ――お互いをイケメンだねと褒め合うのか、ちくしょうイケメンだな負けていられないなというライバル心を持っているのか?

 浮所、那須、佐藤「俺が1番かっこいいかな」

 金指「僕は客観的に見てやっぱり龍我かなと思います」

 ――自分の顔で1番好きなパーツ?

 金指「顔です。手です。顔のパーツか。じゃあ眉毛。濃いので」

 浮所「今日濃いよね」

 金指「今日濃い?何も描いてない」

 藤井「さっきブラシでめっちゃきれいにしてた」

 金指「そうブラシでね」

 浮所「眉毛の育毛みたいなのやってるの?」

 金指「いややってない」

 ――那須さんは?

 那須「目ですね。両親からもらいました。両親が同じ目してるんですよ、母と父が。なので両親と同じ目してます」

 浮所「確かに似てるかも」

 那須「うちの母と会ったことあるので」

 浮所「那須ママと那須の顔めっちゃ似てます。笑った顔が特に。女装とかめちゃくちゃ似てる」

 那須「女装は俺、別にかわいくないし」

 岩崎「続いて、僕も目。目の奥にいる僕が好き。目の奥にいる真の俺が好き」

 浮所「まつげ長くない?」

 岩崎「すごいでしょ。僕の目が1番いいんで。外観とかじゃなくて輝いている」

 浮所「僕は鼻です。顔の中心で人間が1番見るという。鼻で横顔がきれいと言ってもらうことが結構あって。だから振り付けとかことかまかなところに横顔を常に入れています」

 岩崎「よくこうしてるもんね(と横を向いて顎のラインを見せる仕草をする)」

 佐藤「唇です。プルプルの。形がいいってみんなに言われるんです」

 浮所「龍我の唇がすごいキスがしやすい」

 那須「ドラマでね!したんだよね!!勘違いされちゃうから!!!」

 浮所「もう30回以上しました」

 佐藤「それ言ったら、僕も浮所の唇、キスしやすかったです!」

 藤井「僕は愛と夢の詰まった涙袋です」

 ――ライブの話に戻りまして、単独で横浜アリーナに立っての気持ちは?

 岩崎「メインで出演するのは実に6年ぶり(2017年のJr.祭り以来)。金指も加入前だったので、やっと金指も加わって改めて横浜アリーナに立てるのがまず一番うれしい。また、単独で自分らでセットを組んでをやらせてもらって感慨深い。その分成長は見せていきたいと常に皆思いながら作りました」

 浮所「僕は前回、横アリって果てしなく広すぎて大きすぎて外周も回りきれないぐらいのイメージだった。いざ6年たって自分たちだけで立つと、体も大きくなったりいろんな景色を見てきたからか、大きすぎるようには感じなかった。ここに僕たちを見るためだけに見に来てくれるありがたみを改めて感じました。

 ――29日の公演にはHiHi Jetsが飛び入り参加しましたが。

 那須「昨日、本番40分前ぐらいに来てくれて、ずっと僕の楽屋にいるんです。時間を持て余して、ずっと藤井くんをいじっていた。でも“本当頑張ってね”って言ってくれた。本番の感想はねまだ聞けてない。実はHiHi Jetsもアンコールで出て、「SHAKE」で一緒にみんな6人と5人で練り歩く。Hi美で立つのも久しぶりだったので楽しかったです」

 ――HiHi Jetsの出演はどういう経緯で決まった?

 那須「MCはけたらなんか決まってたよね」

 浮所「本番中になんか決まってた」

 岩崎「出していい?って言われて、もちろん!って答えました」

 ――去年はアリーナ公演を行った。去年より進化した部分は?

 岩崎「去年一回アリーナでやってこの規模感を知ったんで、見せ方やお客さんの盛り上げ方は全体としても個人としても見つかってきている。そういう成長はわかりやすくあった」

 藤井「皆と目が合う。ある意味去年よりも余裕を持つことができて、目を合わせてほほえみ合えた」

 浮所「去年と比べるとダンススキルも上がったのかなと。昨日も中島健人くんが見学してくださった。終わってから“ダンススキルすごい上がったね”ってほめてくださった。ダンススキルの向上は僕たちがずっと意識してやってきたので、一つ進化したポイント」

 ――次の目標は?

 藤井「より多くの都市を回ること。今まで会いに来てもらうことが多かったので、いろんな都市に行くことで“ここだったら来られる”という人もいると思う。もっといろんな人に美 少年のコンサートを届けられるようになりたい」

 ――いつかは全部オリジナル曲で構成という夢もある?

 那須「去年ぐらいからオリジナル曲への考え方が変わった。ファンの方と僕らが作り上げてきた曲っていう認識がより強くなった。よりやっぱ大事にしたいなと思って、セットリストを作るときにより大事に配置した」

 ――新曲「Big Wave!!!!!!」への思いは?

 浮所「今まで僕たちのオリジナル曲であおりができるものがなかった。今回はあおりをメインにできる曲がほしいねとこの曲にしました。これが美少年の煽り曲、コンサートの王道曲で恒例となってほしい」

 ――今後のグループの方針は?

 佐藤「もっといろんな部分を見せたい。「ねぇもっと」みたいなセクシー系だったり、イケイケ系だったり、いろんな部分を見せられるのが美 少年。はかなさ、危険さとかもこれからも出していきたい」

 岩崎「ぱっと見たときに王道と見られがち。そのまま王道だけだと多分面白くない。そこを覆せるパフォーマンスができるようになりたい。かっこいいにせよ、セクシーにせよ、かわいいにせよ。もっといろんな部分を掘って見せていきたい」

 ――31日は那須さんが好きなプロ野球・巨人が開幕戦を迎えますが。

 那須「同じリーグの中日が唯一侍JAPANに勝ちましたよね。ちょっと怖すぎますよね。でも大谷選手、ダルビッシュ選手がうち(巨人)の大勢選手を熱いまなざしでピッチング見てた。僕は菅野選手ファンなんですが、今年は大勢選手も見守っていきたいです」

 浮所「中日も応援して!」

 那須「いやちょっと(侍JAPANに勝って)怖すぎなのよ」

 岩崎「ベイスターズも!」

 那須「横浜ね、(岩崎の)地元のね」

 ――浮所さんは愛知出身だから中日を応援している?

 浮所「ファンというほど詳しくないんですけど、この間那須とWBCのチェコ戦見に行かせてもらった。すごかったですよ!ネット裏の1列目で大谷さんそこにいる!みたいな。野球そこまで詳しくなくて、あんまりやったこともなかったんですけど、面白いと思ってちょっと自分で練習しようと。中日の試合を見に行ったことあるけど、これから勉強しようとめちゃくちゃ思ってます」

 那須「この前めっちゃ楽しそうに“やまーだてつと!”ってやってましたよ」

 浮所「(山田の応援歌の冒頭のリズムで手拍子)」

 那須「でもチェコのときも応援しちゃってたんですよ」

 浮所「那須が結構真面目にこう(指でバツ印)してきました(笑い)」

 ――中日の高橋はWBCの日本代表最年少で20歳でしたが。

 岩崎「意外と皆年変わらないんですよね」

 那須「佐々木朗希は同い年です」

 浮所「え!同い年なの!?163キロとかバンバン出してたよね?」

 那須「そうそう」

 岩崎「だからやって日本代表が世界1位になるっていうのはめちゃくちゃ日本としても盛り上がるし、やっぱ熱いものがある。美少年としてもそんくらいの気持ちでいきたい」

 浮所「日本代表、そしていつか世界一に僕たちもなりましょう!」

続きを表示

2023年3月31日のニュース