「タモリ倶楽部」最終回 空耳、鉄道、地理…タモリの知的好奇心が育んだ名&珍企画の数々 40年4カ月

[ 2023年3月31日 23:00 ]

タモリ
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 タレントのタモリ(77)がMCを務めるテレビ朝日系「タモリ倶楽部」(金曜深夜0・20)が、31日深夜の放送をもって最終回を迎え、40年4カ月の歴史にピリオドを打つ。番組には「FOR THE SOPHISTICATED PEOPLE(洗練された人たちへ)」としゃれた副題が付けられ、タモリの知的好奇心の強さと、金曜深夜のまったりとした雰囲気の融合で長寿番組として親しまれた。40年の歴史のほんの一部をトピック別にまとめた。

 ◇オープニング 米バンド「ロイヤル・ティーンズ」の「ショート・ショート」がテーマ曲。リズミカルなメロディーに、でん部付近だけ映された下着姿の女性が後ろ姿で踊る、深夜番組らしいお色気感を醸し出した。タモリらが出演者を決める「お尻オーディション」を開催したこともあったが、最近ではCGで制作されたお尻ダンス映像が使われている。

 ◇空耳アワー 番組の代表的なミニコーナー。洋楽などの歌詞が、よく耳を澄ませると日本語のように聞こえるという錯覚を使った企画。「空耳俳優」らによる、空耳歌詞に合わせたコミカルな映像も話題になった。マイケル・ジャクソンの名曲「スムーズ・クリミナル」は「パン!茶!宿直」に、プリンスの「バットダンス」は「農協牛乳」に、英人気バンド「ティアーズ・フォー・フィアーズ」の「シーズ・オブ・ラブ」では、「母ちゃん、許して」に聞こえてしまい…。世界でヒットした名曲たちも、空耳の前にはたちまち“迷曲”として新たな息を吹き込まれていった。マイケルやジェームス・ブラウン、ジプシー・キングスなど、空耳常連アーティストも。

 イラストレーター安斎肇氏をアシスタントの“ソラミミスト”に据え、1992年からレギュラーコーナー化。松たか子や星野源、近田春夫、マーティ・フリードマンら、芸能界にもファンが多く、番組にもたびたび登場した。優秀作品の投稿者には、番組特製の耳かきや手ぬぐい、ウインドブレーカーなどが贈られたり、「空耳アワード」で表彰されることもあった。撮影小道具の制作秘話や、空耳子役のその後の人生をリポートする放送回もあった。一方、ストック不足で休止された時期も。同年秋からはフジテレビ系で同様のコンセプトの「タモリのボキャブラ天国」もスタートするなど、他局へも広がりを見せた。

 ◇鉄道 タモリが鉄道好きとあって、鉄道企画もたびたび放送。「タモリ電車クラブ」と銘打ち、鉄オタの出演者と鉄道にまつわる様々なロケを行った。会員には松尾貴史、六角精児、「ななめ45°」岡安章介、「ダーリンハニー」吉川正洋ら。

 ◇地理 地理や地図マニアでも知られるタモリだけに、日本の地理にまつわる企画回も多数あった。江戸時代と現在の東京の地図を比較したり、時には架空の地図を作る専門家を呼んで、その地理的背景を推察するマニアックな企画も。タモリは08年スタートのNHK「ブラタモリ」で、その地理好きをさらに深めていくことになる。

 ◇受賞 通常の番組では扱われないような、ニッチなテーマを深掘りすることも多く、過去にギャラクシー賞にも輝いた。02年にはダッチワイフの製作秘話を「プロジェクトX」のパロディータッチで伝えた「プロジェクトSEX 性の挑戦者たち」で奨励賞を、13年には放送文化の向上に貢献したとして特別賞を、それぞれ受賞した。最近では20年6、7月放送の「ストリートビューでオンライン撮り鉄! 偶然鉄道フォトコンテスト」で、月間賞を受賞した。

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