相葉雅紀「最悪の場合、抜けなきゃいけないのかな?」 嵐脱退もよぎった病魔との闘い告白

[ 2023年3月31日 22:30 ]

「嵐」の相葉雅紀
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 「嵐」の相葉雅紀(40)が、31日放送のTBS系「この歌詞が刺さった!グッとフレーズ 4時間SP」(後7・00)にVTR出演し、グループ脱退も頭をよぎった出来事を明かした。

 出演者の思い入れのある楽曲を、MCの「極楽とんぼ」加藤浩次がインタビューするコーナーに登場。歌詞がグッとくる楽曲として、グループの「ナイスな心意気」をピックアップし、「自分のつらかった時と重なったというか、救われた。僕が自分たちの歌に救われたことがあって」と説明した。

 2002年に発売された8枚目のシングル。発売のタイミングで、相葉は病魔に襲われたという。「楽曲をもらってレコーディングして、さあ、いざリリースだという時に、僕が病気したんですよ」。右肺気胸という病気で、相葉は「肺が破れる病気。肺気胸、自然気胸という病気になって、よりその歌詞が刺さったというか」と振り返った。

 「病気のことも知らなくて、“若い人がなったらかなりの確率で再発する”って、先生にそれを言われたんですよ」。それだけに、「“そっか。僕はまた肺が破れるのか”と思ったら、歌って踊っていくという、ずっと今までやってきたことが、“できない”と遠回しに言われてるんじゃないかと思って」と疑心暗鬼になったという。まだ国民的な人気グループになる前の出来事。「まだデビューして1年、2年、3年の駆け出しの時に、どうやってメンバーに言えばいいんだとか、最悪の場合、抜けなきゃいけないのかな?とか」と、葛藤が頭をかけめぐったことを打ち明けた。

 その後、ハワイで行われたイベントで、嵐は相葉抜きの4人でパフォーマンスすることに。「見たんですよ。嵐4人が歌って踊るパフォーマンスを。その時にすごい複雑な気持ちになって、率直に言うと寂しいというか、悲しいというか。ただ一方で、4人でも成立してる…」と、当時の心境を語った。

 そんな時に刺さったのが、この曲の「今がすべてじゃないから あんまりムキになんなよ」というフレーズだったという。「逆に吹っ切れたというか、当たって砕けろと思うようになったら、すごく楽になった。再発したら休んでやれば大丈夫じゃないかな?って、若い時に思った。今、悩んであきらめるよりも、単細胞で何も考えずに行っちゃえ!って」。曲の持つポジティブなメッセージで、相葉は前向きな気持ちを取り戻した。

 加藤が「この曲、結構大事な曲ですね」と驚くと、相葉は「僕の中では大事ですけど、嵐のライブでは何度もリピートされる曲ではない」と苦笑いで答えていた。

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2023年3月31日のニュース