松本白鸚「ラ・マンチャの男」来年2月、初演から53年で幕

[ 2021年8月11日 10:00 ]

ミュージカル「ラ・マンチャの男」に主演する松本白鸚(中央)と松たか子(右)=東宝演劇部提供
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 俳優の松本白鸚(78)が主演として1969年から1300回以上の上演を重ねるミュージカル「ラ・マンチャの男」が来年2月、東京・日生劇場の公演でファイナルとなると、製作の東宝が11日付で発表した。

 スペインの国民文学「ドンキホーテ」を基に、劇中劇の中で見果てぬ夢を追い求める遍歴の騎士が活躍する物語。ブロードウェイで1965年に初演され、翌年にはトニー賞5部門を受賞。日本では当時市川染五郎だった白鸚が1969年4月に初演、70年には米ブロードウェーの招待を受け、全編英語でステージを務めて評判を呼んだ。

 これまでに1307回上演した。ファイナル公演は来年2月6~28日の予定。娘で女優の松たか子(44)も2012年以来10年ぶりに出演。主人公が姫と慕う女性を演じる。

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