中村芝翫が岩崎弥太郎、イッセー尾形は三井組番頭役 「青天を衝け」新キャスト13人発表

[ 2021年8月11日 16:41 ]

歌舞伎俳優の中村芝翫(C)NHK
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 俳優の吉沢亮(26)主演のNHK大河ドラマ「青天を衝け」(日曜後8・00)の新キャストが11日、同局から発表され、歌舞伎俳優の中村芝翫(55)、俳優のイッセー尾形(69)ら新たな出演者13人が明らかになった。

 芝翫は三菱商会の創立者・岩崎弥太郎を演じる。合本主義を唱える栄一とは、互いに興味を持つが、理念が合わずに真っ向から対立する。番組を通じ「久しぶりの大河ドラマ出演、大変嬉しくまた新たなる挑戦と思っております。これまで時代を動かした戦国武将は数多く演じてきましたが、今、私たちが生きるこの世の中を創り上げた人物を演じるのは初めてです。楽しみと不安がありますが、思いっきり時代を動かす気迫で挑みます」と意気込んだ。

 イッセーは三井組番頭・三野村利左衛門役。神出鬼没で食えない商人という役どころで、番組サイトを通じ「いよいよ時代は明治に入って渋沢栄一は官と民の間で悪戦苦闘です。そんな中で出会う三井の番頭、三野村利左衛門を演じます。江戸時代では下っぱでしたが、急にニョッキリ出てきた商人を楽しく表現したいものです。さて、この人は当時どんな理想を持っていたのでしょう?決して若くはありません。もう十年維新が早ければとかなわぬ夢も見たかもしれません。そんなもやもやを渋沢にぶつけるか?是非ご覧ください」とコメントした。

 ほか、新キャストには栄一が設立した第一国立銀行の株主として、三井組と共に名を連ねる小野組番頭・小野善右衛門役を小倉久寛(66)が演じるほか、安井順平(47)、増田修一朗(40)、三浦誠己(45)、高木渉(55)、朝倉あき(29)、小野莉奈(21)、畑芽育(19)、仁村紗和(26)の出演が決まった。

 また、帰国後の渋沢が過ごす静岡での登場人物として駿府藩 中老・大久保一翁役で木場勝己(71)、茶問屋・萩原四郎兵衛役で田中要次(58)の出演も決まった。

 時代設定は江戸から明治へ。パリから帰国した渋沢が民間改革へ踏み出していくところが描かれる。

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