俳優の亀石征一郎さん死去 82歳 「影の軍団」千葉真一の宿敵役 数々の時代劇で悪役 実写版力石徹も

[ 2021年7月14日 14:30 ]

亀石征一郎さん
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 俳優の亀石征一郎(かめいし・せいいちろう)さんが今月11日午前5時25分、多発性脳梗塞のため死去した。82歳。東京都出身。14日、所属事務所が公式サイトで発表した。葬儀・告別式は近親者で執り行った。俳優の千葉真一(82)と東映ニューフェイスの同期。千葉が主演を務めたフジテレビ系時代劇「影の軍団IV」「影の軍団 幕末編」の宿敵や、「水戸黄門」「江戸を斬る」「必殺」シリーズなど数々の時代劇で悪役として活躍した。

 「弊社所属俳優の亀石征一郎が、2021年7月11日午前5時25分、多発性脳梗塞のため満82歳で永眠いたしました。2021年5月12日に脳梗塞で倒れて以降、復帰に向けてリハビリを続けてまいりましたが、残念ながら、かないませんでした。ここに生前のご厚誼を深く感謝するとともに、謹んでお知らせ申し上げます」

 劇団文化座を経て、1959年、東映ニューフェイス第6期に合格。同期には千葉や太地喜和子らがいる。東映入社後、60年、映画「おれたちの真昼」でデビュー。70年代半ば以降は悪役として数多くの時代劇に出演した。

 親友の千葉が主演を務めた「影の軍団IV」(85年)「影の軍団 幕末編」(85年)で主人公・服部半蔵(千葉)の宿敵・楯岡道雪役。実写版映画「あしたのジョー」(70年公開)で力石徹役を演じた。

 三男で映画脚本プロデュースなどを手掛ける龜石太夏匡(たかまさ)も自身のツイッターで「7月11日に父・亀石征一郎が他界しました。ここ数年、何度も奇跡的な復活を遂げていました。故人の思いもあり、家族葬でお別れをしました。誰に対しても態度を変えず、出会う全ての人に生きる上で本当に大切なことを全力で伝えてくれました。家族を愛し、日本を愛し、命を燃やし、生き切りました」とつづった。

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2021年7月14日のニュース