大谷出場の本塁打競争 平均17・2% 瞬間最高20・4% 占拠率53・4%!平日午前異例の高視聴率

[ 2021年7月14日 10:50 ]

本塁打競争1回戦でソトと対戦する大谷(AP)
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 米大リーグ、エンゼルスの大谷翔平投手(27)が日本選手初出場を果たしたオールスター戦前日恒例の本塁打競争を伝えたNHK総合の生中継番組「MLBホームランダービー2021」(13日前9・05~9・53)の平均世帯視聴率が17・2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)だったことが14日、分かった。2度のニュースを挟み、午前9時5分から同11時半まで放送され、NHK連続テレビ小説を除けば、平日午前としては異例の高視聴率。瞬間最高視聴率は午前10時38分の20・4%。大谷の1回戦再延長が決まった場面だった。占拠率(シェア)は53・4%(前9・56~11・03)に達した。大谷の“快挙”に大きな注目が集まった。

 1度目のニュースの後は17・1%(前9・56~11・03)。2度目のニュースの後は8・7%(前11・07~11・30)。特に1部と2部は同時間帯横並び断トツのトップだった。

 同時間帯の前4週平均と比べると、1部は6・1%から17・2%、2部は2・2%から17・1%、3部は1・8%から8・7%と大幅増。占拠率(テレビをつけている世帯全体の中で該当番組を見ている世帯の割合)は1部が44・2%、2部が53・4%、3部が33・2%に達した。

 瞬間最高視聴率は午前10時38分の20・4%。22―22の同数で1分間の延長戦に突入し、大谷がナショナルズのフアン・ソト外野手(22)の28本に追いついて決着つかず。3スイング勝負の再延長が決まった場面だった。健闘を称え合い、大谷とソトが抱き合うシーンもあった。

 12日、コロラド州デンバーのクアーズ・フィールドで開催。強打者8人が争った。大谷は1回戦、ソトと2度の延長戦を繰り広げた末、28―31で惜しくも競り負けた。それでも、500フィート(約152・4メートル)超えのアーチは1回戦でトップの6本を放ち、最速117マイル(約188キロ)は全体トップタイ。両リーグ単独キングの貫禄を示し、この日一番の歓声を浴びた。

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2021年7月14日のニュース