悪性リンパ腫の笠井信輔アナ 「とくダネ!」生出演 心境告白「なんで今、なんで俺って」

[ 2019年12月19日 08:05 ]

フリーアナウンサーの笠井信輔
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 悪性リンパ腫のため近く入院することを発表したフリーの笠井信輔アナウンサー(56)が19日、フジテレビ「とくダネ!」(月~金曜前8・00)に生出演した。

 番組冒頭、まずはVTRの中で率直な心境を告白した笠井アナ。「2カ月間めちゃめちゃ働いてこれからいい感じでいくぞって時に、ガーンってきた。これは焦りましたわ」と述べた。

 続いてスタジオでは病気を公表した理由を「32年間、ワイドアナウンサーとして芸能人や有名人の方のプライバシーを自分の言葉で放送してきた。いざ、自分が病気になった時にそっとしておいてくださいというのは自分の生き方としては許さない。話せることは、知ってもらう義務がある」と語った。また、病気を知った時の気持ちを「なんで今、なんで俺って思った。青天の霹靂(へきれき)を超える驚きでした」と話し「めまいがした。俺、死ぬのって」と説明した。

 笠井アナは体の痛みや倦怠(けんたい)感を訴えて11月に検査したところ、血液のがんの一種である「悪性リンパ腫」と診断を受けた。所属事務所が18日、マスコミ各社にファクスを送信し「体調不良により療養させていただく運びとなりました」と発表、以前から決まっていた仕事をこなした後、近日中に入院し治療に専念する。

 ▽悪性リンパ腫 血液の白血球の一種であるリンパ球ががん化する病気。症状は発熱や体重の減少、激しい発汗、食欲不振など。首や鼠径(そけい)部などのリンパ節が腫れることもある。抗がん剤の投与や放射線による治療が一般的。

 ◆笠井 信輔(かさい・しんすけ)1963年(昭38)4月12日生まれ、東京都出身の56歳。早大商学部卒。87年にフジテレビ入社。報道・情報番組を中心に出演し、「とくダネ!」は99年から今年9月まで20年間出演した。趣味は映画・舞台観賞で、映画は年間130本をスクリーンで見る。血液型A。

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