ゆるキャラGPは長野県「アルクマ」が逆転V 2位にわずか61票差 付き添いスタッフ涙

[ 2019年11月3日 16:22 ]

左からご当地部門2位の一生犬鳴!イヌナキン!(泉佐野市)、同優勝のアルクマ(長野県)、企業その他部門優勝のオシャレになりたい!ピーナッツくん(ぽこピー/バーチャルYoutuber)、ご当地部門3位のころう君(熊本県)
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 全国の自治体や企業のキャラクターが人気を競う「ゆるキャラグランプリ2019inしあわせ信州NAGANO」の最終順位が3日、長野市のエムウエーブで発表され、ご当地部門で地元・長野県の「アルクマ」が逆転グランプリに輝き、生誕10周年のメモリアルイヤーを飾った。2位が大阪府泉佐野市の「一生犬鳴!イヌナキン」、3位が熊本県の「ころう君」だった。また、来年の開催地は岩手県と発表されている。

 9月8日の中間発表では3位だった「アルクマ」だが、10月25日で締め切られたインターネット投票で暫定1位だったイヌナキン(大阪府泉佐野市)を逆転して1位に浮上。1票の価値が2倍になるシステムが採用された現地での決選投票(2、3日)ではイヌナキンの6026票に次ぐ2位の4524票にとどまったが、インターネット投票とのトータルで10万6358票だったイヌナキンをわずか61票差で上回る10万6419票を獲得して念願のグランプリを獲得した。

 「アルクマ」は信州に出没する大変珍しいクマで「クマなのに寒がりで、いつも頭にかぶりもの」「クマなのに旅好きで、いつも背中にリュックサック」「信州をクマなく歩きまくり、信州の魅力を世の中にクマなく広めるのが生きがい」というプロフィール。身長は「リンゴの木の半分くらい」で体重は「リンゴ70個分くらい」となっている。

 この日は黒のタキシード、赤の蝶ネクタイ姿でかぶりものは黒のハットという“正装”。台風19号の影響による千曲川氾濫で被害を受けたこともあって、付き添いの女性スタッフは「少しでも明るいニュースを届けることができてうれしく思います」と話して涙ぐんだ。

 【過去の日本一】2011年=熊本県「くまモン」、2012年=愛媛県「バリィさん」、2013年=栃木県「さのまる」、2014年=群馬県「ぐんまちゃん」、2015年=静岡県浜松市「出世大名家康くん」、2016年=高知県須崎市「しんじょう君」、2017年=千葉県成田市「うなりくん」、2018年=埼玉県志木市「カパル」

 ◇アルクマ ▽出身 信州・日本アルプスのどこか▽性別 ?▽年齢 ?▽身長 リンゴの木の半分くらい▽体重 リンゴ70個分くらい▽長所 行動的なこと▽短所 寒がり▽趣味 信州旅行、かぶりもの収集▽特技 信州のお国自慢▽好き 山、そば、りんご▽苦手 海、もずく▽座右の銘 未知を歩こう。信州(アルクマオフィシャルサイトより)

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