出口三段と黒田三段が4月からプロ棋士に 奨励会三段リーグ

[ 2019年3月3日 20:55 ]

将棋の奨励会三段リーグでプロ入りを決めた出口若武三段(左)と黒田尭之三段
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 将棋のプロ入りを争う第64回奨励会三段リーグ最終日の対局が3日、東京都渋谷区の将棋会館で指され、出口若武三段(23)が14勝4敗で1位、黒田堯之三段(22)が13勝5敗の2位で、4月1日付でのプロ入りを決めた。

 兵庫県出身で、井上慶太九段門下の出口三段は、開幕10連勝で首位を独走。この日は連敗を喫したものの、ライバルが敗れたために貯金が効いて悲願を達成。「素直には喜べないが、昇段できたのは良かった。いつまでも強さを求めていきたい」と決意表明した。

 出口三段は昨年、若手プロ棋士と奨励会三段リーグ上位者らが出場する新人王戦で、プロを次々に破って決勝に進出。10月の3番勝負では、最年少棋士の藤井聡太七段(16)に連敗を喫して準優勝だった。「自信になったというよりは、運が良かった」と控えめ。「決勝ではやったことのない戦型で結果はボロボロだったが、その後の三段リーグに生かせたと思う」と、貴重な経験をプロ入りにつなげた。

 畠山鎮七段門下の黒田三段は、この日1勝1敗で、ライバルが連敗したために3番手から逆転昇段。藤井七段がプロ入りを決めた16年度前期、1勝差の次点(3位)でプロ入りを逃した経験もあるだけに「本当に嬉しい」と素直に喜んだ。

 奨励会の対局では、松山市の実家からフェリーとバスで大阪市の関西将棋会館に通った。「(個人研究中心の)豊島先生(将之2冠)のようにネットやソフトでも練習できる」と、地方在住でも不利とは感じなかったとキッパリ。「地元の方から応援していただいているのを感じるので良かった。プロでは一局でも多く勝ちたい」と抱負を語った。

 2人はともに第53回(13年度前期)の三段リーグに初出場し、今期が参戦12期目だった。得意戦型はともに相掛かり。

 原則として上位2人がプロ入りする三段リーグは年2回開催され、今期は33人が参加。女性で唯一出場し、初の女性プロ棋士をめざす西山朋佳三段(23=女王)は、5勝13敗の29位だった。

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