ものまねタレント後川清さん死去 73歳、心不全

[ 2019年3月3日 17:03 ]

06年に「後川清&ホットファイブ」で「長崎は今日も晴れだった」をリリースした後川清さん=2005年9月3日撮影
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 ものまねタレント後川清(うしろかわ・きよし、本名鈴木勉=すずき・つとむ)さんが2月26日午後1時ごろ、都内の病院で心不全のため死去したことが3日、分かった。73歳。茨城県出身。

 2年前から心臓の病気を患い、18年6月に入院。翌7月に心臓の人工弁置換手術を受けた。その後も入院、闘病生活を続けていた。

 妻の知子(ともこ)さんによると、亡くなる前日も食事をしっかりと食べて、普段通りに言葉を交わしたという。その後容体が急変し、連絡を受けた知子さんと家族が病院に駆けつけたが、最期を看取ることはできなかった。

 後川さんは1990年「第一興商カラオケ大会」で敢闘賞、同大会で91年に歌唱賞、92年に特別賞を受賞。95年に歌手デビュー。97年「超そっくり炎の対決グランプリ」(テレビ朝日)に出演。2002年の「ふるさと皆様劇場」では梅沢富美男、前川清と競演を果たした。

 06年に「後川清&ホットファイブ」を結成。「長崎は今日も晴れだった」をリリースした。

 仕事の話を家庭には持ち込まない人だった後川さん。妻の知子さんは「こんなに急な別れになるとは思いませんでした。娘と息子が小さい頃は家族旅行に出掛けたのが良い思い出。子どもたちが巣立ってからは中々時間がなく、旅行に行けなかった。病気を治して、仕事復帰はかなわなくても退院して、もう一度旅行に行きたかったです」と突然の別れを惜しんだ。

 通夜は4日午後6時から東京都荒川区町屋1の23の4、町屋斎場=(電)03(3892)0311=で。葬儀・告別式は5日午前10時から同所で。喪主は妻の知子さん。

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