読売テレビ・伝川社長 ASKAへの賠償命令について「真摯に」楽曲無断再生の井上公造氏の降板は否定

[ 2019年1月17日 17:02 ]

新春社長会見で話す読売テレビ・伝川幹社長
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 読売テレビの新春社長会見が17日、大阪市内の同局であり、伝川幹社長(69)は、同社と芸能リポーター・井上公造氏(62)に対する著作者人格権侵害による歌手・ASKA(60)への賠償命令について「東京地裁で著作権法違反の判決で賠償しなさいということ。真摯に受け止め、スタッフ、社員一同、番組のチェック体制を改めて徹底したいと思います」と話した。

 16年11月28日、同局の生放送番組「情報ライブミヤネ屋」(月〜金曜後1・55)で、警視庁が覚醒剤使用の疑いでASKAの逮捕状を請求する予定であると報道。出演していた井上氏がASKAが作った楽曲の一部を無断で約1分間再生したとして、約3300万円の損害賠償を求める訴訟をASKAが起こした。昨年12月11日の判決で、東京地裁は同社と井上氏に計約117万円を支払うよう命じた。音楽、書籍の公表時期や方法などを決める「著作者人格権」の侵害を認めた。

 また、伝川社長は井上氏について「責任は報道した側にある。番組(降板など)どうこう(するか)は考えてません」と引き続き番組出演を継続していく構えであることを明かした。

 一方、在阪民放局で5年連続視聴率三冠を達成したことについて「他局の追い上げが厳しい。MBSのプレバト、ABCのポツン一軒家、関西テレビのちゃちゃ入れマンデーなど、いい番組が多い」と危機感を口にした。

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2019年1月17日のニュース