小倉智昭氏 稀勢の里とレスリング・吉田さん引退会見の違いに「歩んできた道が…」

[ 2019年1月17日 09:51 ]

小倉智昭氏
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 キャスターの小倉智昭氏(71)が17日放送のフジテレビ「とくダネ!」(月〜金曜前8・00)の生放送に出演。16日に引退を発表した大相撲の第72代横綱・稀勢の里(32=田子ノ浦部屋)の引退会見と、五輪で3連覇したレスリングの吉田沙保里さん(36)の引退会見の違いを指摘した。

 番組では、稀勢の里の引退会見を特集。小倉氏は「相撲だけでなく、スポーツで名を成すってことがどれだけ大変なことなのか。絶好調な時には絶対に引退はしない。しかも、32歳ですよね。この前のレスリングの吉田沙保里さんの(引退会見の)時は涙はまったくなかった。稀勢の里は涙涙でした」と対照的だった2つの引退会見を比較し、「それだけ歩んできた道がかなり違ったということでしょう」と印象を語った。

 「彼は将来横綱になると言われていて、怪我らしい怪我はしたことがなかった。本当に横綱になるのが遅かった。それが横綱になって最初の場所で大怪我をして、それは引退せざるを得なくなる。わからないものですね…」としみじみ。稀勢の里は会見で「横綱としてみなさんの期待に沿えないことは非常に悔いが残りますが、土俵人生において一片の悔いもございません」とコメントした。そのことについて、小倉氏は「怪我が治ってなくても、“大丈夫です、稽古を積んできました。相撲取れます”と言ってきたのと同時に、横綱の品格みたいなものを『一片の悔いもございません』という言葉に表したんじゃないか。引退する時に悔いのない選手なんていない」と続けた。それでも、最後は「期待しましょう」と、荒磯親方として後身の育成に努めることになる稀勢の里に期待しつつ、「本当にお疲れさまでした」とねぎらった。

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2019年1月17日のニュース