純烈 4人で怒りの会見92分 友井と絶縁宣言「あいつは死にました」

[ 2019年1月16日 05:30 ]

<純烈記者会見>会見の冒頭で頭を下げる純烈の(左から)小田井、白川、酒井、後上(撮影・荻原 浩人)
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 メンバーの友井雄亮(38)が交際女性への暴力や金銭トラブルの責任を取って芸能界を引退し、4人組となったムード歌謡グループ「純烈」が15日、都内で会見した。リーダーの酒井一圭(43)はファンや関係者に謝罪した上で友井に対して厳しい言葉を並べ「僕の中であいつは死にました」と決別。NHK紅白歌合戦初出場の悲願を果たした直後の非常事態となったが「必ずまた紅白に出る」と、どん底からはい上がることを誓った。

 11年間ともに歩んだ戦友の裏切りを、厳しい言葉で断罪した。今後の友井との付き合い方を聞かれた酒井は「会いたい気持ちはゼロではないけど、僕の中であいつは死にました。なので会うことはありません」と絶縁宣言。怒りの会見は92分に及んだ。

 11日の友井の会見について酒井は「友井は“僕の中で、僕の中で”と言っていたけど、それを言うなよと思った。傷ついた人たちに向けて、もっとちゃんと伝えないといけなかった」と批判。友井がファンに直接謝罪したいと訴えたことにも「それは100%あり得ない。純烈の板(ステージ)に立つ資格はない」と斬り捨てた。

 酒井を除く3人は涙を流したり、声を震わせることもあったが、小田井涼平(47)は「ステージで歌って踊って騒いでいる彼は大好きだけど、ステージを降りた牧山雄亮(友井の本名)は大嫌いと言うしかない」と突き放した。

 4人は黒いスーツ、ネービーのネクタイ姿。そろって頭を下げ、酒井が「我々も本人も、引退するしかないという結論に至りました」と謝罪して質疑応答が始まった。週刊文春の発売前日の9日、酒井は友井自身から報告され「もう一緒に純烈をできないと思った。解散が頭をよぎった」と、大きな衝撃を受けた当時を振り返った。「全部が許せないし、ましてや(スキャンダルは)全て純烈の活動期間中のこと」と、あきれ果てた表情を浮かべた。

 グループのイメージは深く傷つき、再出発の道は険しいものとなる。ステージでの新しいフォーメーションはまだ決まっておらず、友井という振り付け担当も失った。酒井は、新メンバーを加える可能性について「0%ではない」とした上で「今、このグループに入りたい人はいない。入りたいと思ってもらえるようになるまで再生させていきたい」と、当面は4人で活動していく意向だ。

 24日には、ゲスト出演する前川清(70)の座長公演が東京・明治座で開幕する。この日は稽古後に会見に臨んだ。4人体制で臨む初のスーパー銭湯イベントは、2月9日の大阪・箕面温泉スパーガーデン。関係者によると、既にチケットは完売した。酒井は「失速して沈んでいく純烈を見せて、笑われる人生になるのだけは嫌だ。必ずまた紅白に出るまでやめられない」と前を向いた。

 「夢は紅白、親孝行」をスローガンに、結成11年で泥くさく悲願を果たした純烈。絶頂からどん底へと突き落とされた男たちは、はいつくばってでも夢舞台を目指していく。

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