結成3年目「四千頭身」“生き急ぐ”ツッコミの後藤、生命線が2センチ!?

[ 2018年11月14日 10:00 ]

短い生命線を見せる「四千頭身」の後藤拓実
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 【2019売れる芸人(2)】結成3年目のトリオ「四千頭身」。やたら“長そう”なイメージの名前とは対照的に、トリオの核でツッコミの後藤拓実(21)は太く“短く”生き急いでいる。「僕、早く死んじゃうと思うんですよ」と、見せたのは左の手のひら。生命線が2センチと短い。

 「憧れの芸人はダイアンの津田篤宏さん。生きざまは尾崎豊さん」。92年に26歳の若さでこの世を去った伝説のシンガー・ソングライターのように太く短く生きることに憧れている。

 自由奔放にボケる都築拓紀(21)と石橋遼大(22)を、後藤が声を張らずテンション低めにツッコんでいく芸風は「脱力系」と呼ばれている。16年12月にフジテレビ「新しい波24」の特番でテレビ初出演。ハマる人が続出し、三浦大知(31)や菅田将暉(25)がファンを公言するようになるなど大きな転機となった。

 後藤自身はこの特番で別の転機を迎えていた。収録中に異常に体調が悪く、脱力どころか“脱魂(だっこん)”状態。「僕はここで死ぬ。神様が死ぬ前にテレビの仕事をくれたんだ」と、薄れゆく意識の中でいつも以上の“超脱力系”のネタを繰り広げ、結果的にそれがウケた。収録後に病院で受けた診断は「心筋炎」。1週間の入院で済んだが、死の危険性があった。

 「生還したのが大きかった。おかげでいろいろな経験をさせてもらってます」。今年4月には、芸人では史上最年少(平均21歳)でオールナイトニッポンのパーソナリティーに起用された。後藤はテレビ朝日「アメトーーク!」に8、10月と立て続けに出演し、知名度を一気に高めている。

 「一人一人が番組に出られるようになりたい。個々で番組を持てたら格好いいですよね」。9月にキングオブコントを制したトリオ「ハナコ」と同じワタナベエンターテインメント所属。結成4年目の先輩に続き、お笑い界に猛威を振るう。

 ◆四千頭身(よんせんとうしん)後藤拓実(ごとう・たくみ)1997年(平9)2月6日生まれ、岩手県出身。都築拓紀(つづき・ひろき)1997年(平9)3月20日生まれ、茨城県出身。石橋遼大(いしばし・りょうだい)1996年(平8)9月13日生まれ、東京都出身。ワタナベコメディスクール22期生(15〜16年)の同期。16年4月結成。昨年のM―1グランプリは準々決勝に進出した。

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