【紅白歌合戦】BTS騒動の中…韓流勢は1組だけ TWICE2年連続出場 NHKへの貢献度高く

[ 2018年11月14日 13:25 ]

昨年のNHK紅白歌合戦に出場したTWICE
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 大みそかの「第69回NHK紅白歌合戦」(後7・15〜11・45)の出場歌手が14日、発表された。韓国の7人組「BTS(防弾少年団)」が原爆投下の場面がプリントされたTシャツを着用し騒動となる中、同じ韓流のガールズユニット「TWICE」は2年連続の出場を決めた。 紅白歌合戦 出場歌手

 韓流グループは2011年の紅白に東方神起、KARA、少女時代の3組が出場。だが翌12年の8月、韓国の李明博大統領(当時)が島根県の竹島(韓国名・独島)に上陸したことで日韓関係が悪化した。同年の韓流出場は0組。エンターテインメント番組部の担当者は当時、「(日韓関係は)私の中では関係ない」と否定していたが、影響を及ぼしたとの見方も出ていた。

 その後、韓流の出場が5年間途絶えていたが、昨年、10代の少女を中心に圧倒的な支持を受けていたTWICEが6年ぶりに出場を果たした。第3次韓流ブームをけん引する9人組は、前半戦で5位の高視聴率37・4%(関東地区、ビデオリサーチ調べ)を記録。今年も出場が確実視されていた。

 局内で慎重論が出始めたのは、10月30日に韓国最高裁が日本企業に元徴用工への損害賠償を命じたのがきっかけ。NHKの番組は国民の受信料で成り立っているため、反発する国内世論を無視することができない事情がある。さらに今月に入り、BTSのTシャツ騒動が起こった。

 TWICEは昨年6月に日本デビューし、「TTポーズ」が大流行。今年もシングル2作、アルバム1作がいずれもオリコンチャート1位を記録。携帯電話大手など3社のCMにも出演し、お茶の間にも広く浸透していった。9月にはNHKの音楽番組「シブヤノオト」に出演しており、同局への貢献度も高かった。

 BTSが選ばれなかったことについて番組の制作統括の渋谷氏は「今年の活躍」「世論の支持」「番組の企画・演出」の3点が選考の基準であるとした上で、「この3点から総合的に判断した」とコメント。メンバーの問題が影響にあったのか?との質問にも「選考の過程の細かいことは申し上げられない。基準としてこの3点がある」と繰り返した。

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2018年11月14日のニュース