【柳沢慎吾のひとり甲子園“再現動画”】また見たい!夏の風物詩・広島県勢「しゃもじ応援」

[ 2018年8月1日 09:00 ]

広島商のしゃもじを使った応援を再現した柳沢慎吾
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 ニッポンの夏の風物詩である「全国高校野球選手権大会」。100回目の記念大会を迎える今年も、ひたむきな球児たちの変わらぬ姿に、何回涙を流すことになるだろう。

 そんな甲子園で、2年前から風景が一変した場所がある。バックネット裏に小中学生たちが観戦する「ドリームシート」が導入された。それまでは最前列中央に「8号門クラブ」と呼ばれる高校野球の私設ファンクラブのオジさんたちがいつも陣取っていて、中でも黄色い蛍光キャップにラガーシャツを着た「ラガーさん」が有名で。「おっ慎吾ちゃん!」と声を掛けてくれたこともあった。そんなラガーさんの姿も、テレビで見なくなったなあと思っていたら、よく見ると子供たちの横に陣取っていた(笑い)。さすがだね!

 アルプス席ですっかり見なくなったのが、広島商(広島県)のしゃもじ(※動画<1>参照)。広陵など他の広島勢もみんな昔は応援で使っていた。カチャカチャと叩いて鳴らす光景は夏の風物詩だった。しゃもじは宮島の名産。「飯取る」から「相手を召し捕る」という意味で、応援に使うようになった。

 一変したきっかけは1990年。山陽が葛生(現青藍泰斗、栃木県)戦で逆転サヨナラ勝ちをした時、興奮した応援席からしゃもじがグラウンドに放り込まれた。50本ぐらい。いくらしゃもじとはいえ、選手に当たったらケガしてもおかしくない。大会本部は「危険を伴う」と学校側に持ち込み禁止を通告したようで、この一件から自粛する学校が増えたみたいだね。

 現在しゃもじ禁止の学校はないんだけど、今年も甲子園に来る広陵の3点セット(スクールカラーのエンジの帽子、マフラータオル、メガホン)がいまや応援の定番。いつかまた懐かしの光景を見たいなあ、とは思うね。

 広陵といえば、チャンステーマ「サウスポー」(※動画<2>参照)の迫力が凄い。♪今だ〜チャンスだ〜かっ飛ばせ〜広陵健児の意地を見せろよ〜燃えろ広陵――ってヤツ。

 昨年の準優勝メンバーで、1大会6本打って清原(和博)の本塁打記録を塗り替えた中村奨成捕手にテレビ番組の企画で会ったけど、爽やかな好青年だった。キャッチボールしたら返球が速すぎてボクは捕れなかったけどね(笑い)。

 応援曲では、倉敷商(岡山県)の「桃太郎サンバ」が好き。♪桃太郎さん、桃太郎さん――と歌いながらチアガールも野球部員もみんなで踊りながら応援する。♪これから鬼の征伐に――の「鬼」のところを相手高校の名前にして歌う。誰もが知っている歌だけど「桃太郎伝説・発祥の岡山」との自負から応援曲にしている地元愛が甲子園っぽくていい。

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