大杉漣さん、唯一のプロデュース作が10月公開 最後の主演映画「教誨師」

[ 2018年3月15日 00:00 ]

映画「教誨師」のワンシーン。大杉さん初のプロデュース作にして最後の主演作となった(C)「教誨師」members
Photo By 提供写真

 先月21日に急逝した俳優・大杉漣さん(享年66)が初プロデュースし、主演を務めた映画「教誨師(きょうかいし)」が10月6日から東京・有楽町スバル座で公開することが15日、分かった。

 大杉さんは、受刑者に対して道徳心の育成や心の救済に努め、改心できるよう導く教誨師・佐伯を演じる。死刑囚専門で、独房で孤独な生活を送る囚人にとってのよき話し相手、よき理解者という役どころ。死刑囚たちが心やすらかに死ねるよう導くことは正しいことなのか葛藤しながら、忘れたい過去と対峙(じ)し、自らの人生と向き合っていく物語。

 膨大なセリフ量とユニークな内容のため「役者にけんかを売っているのかと思った」とも話したオリジナル脚本を体現、複雑な人間像を圧倒的な存在感で演じ切っている。

 大杉さんにとっての最後の主演作で、また唯一のプロデュース作。死刑囚役に、大杉さんが亡くなる約7時間前まで撮影していたテレビ東京の連続ドラマ「バイプレイヤーズ〜もしも名脇役がテレ東朝ドラで無人島生活したら〜」で共演した光石研(56)、烏丸せつこ(63)、古舘寛治(49)らベテラン俳優や、映画初出演となる玉置玲央(32)。監督、脚本は、死刑に立ち会う刑務官を描いた「休暇」などを手掛けた佐向大氏が担当。

 また、劇場公開に寄せて佐向氏がコメントを発表。今回の企画を大杉さんに話した際「いいね、やろうよ」と返ってきたことが、作品誕生のきっかけになったといい「私にとって主演俳優以上の存在だった大杉さんの訃報を前に、まったく心の整理がついていません。この作品で大杉漣という役者のすごみをあらためて目の当たりにしました。おそらくみなさんも同じ思いを抱くのではないかと思います」と呼びかけた。

続きを表示

「美脚」特集記事

「竹内結子」特集記事

2018年3月14日のニュース