反町隆史 喜怒哀楽にあふれた相棒に…水谷絶賛「過去になかった角度」

[ 2015年10月20日 11:20 ]

笑顔でインタビューに答える反町隆史

 今年の初回ドラマ視聴率の最高を更新したテレビ朝日「相棒」(水曜後9・00)新シリーズ。その原動力となったのは、明らかに新加入の反町隆史(41)だ。40代となって円熟味が増してきた演技。頂点を極めた20代とはまた違った景色を眺めながら、役者という仕事に臨んでいる。

 反町は20代の頃、常に緊張感を体から発散していた。「若い頃は、自分は孤独と思うじゃないですか。僕はその気持ちを隠さなくて、周りはみんな敵くらいの気持ちでやっていました」と幾分恥ずかしそうに若かりし頃を振り返る。ただ学園ドラマ「GTO」の型破りな教師・鬼塚で見せたように、小手先ではなく、ストレートに自分の中にある感情をぶつける演技は、確実に視聴者の心を揺さぶった。だからこそ最終回は35・7%という驚異的な視聴率が生まれた。

 「GTO」で共演したことがきっかけで松嶋菜々子(42)と結婚。2人の娘にも恵まれた。家庭を持ったことで脇目も振らず駆け上がっていたころとは違い、プライベートにもしっかり時間をとるようになった。家族と過ごすことはもちろん、趣味のバス釣りもプロ級の腕前という。

 「若い頃はとんがっていたけど、人としていろいろ経験してきたせいか、仕事をする上で今は人を理解しようと思うようになりましたね。この人はどういう意味でこう言っているのか、どういう思考で行動したのか、想像できるようになりました」と、爽やかな笑顔を浮かべる。とりわけ大きかった経験は「やっぱり父親になったことかな」と話す。最愛の娘を持つことで、20代の頃の緊張感は和らぎ「陳腐な言い方だけど丸くなったのかも」と付け加えた。

 一方で、40代を迎え、演技へのアプローチは確実に深みが増している。

 「現実世界で悲しいときにずっと悲しい顔をしているかというと、そうでもないじゃないですか。悲しみを押し殺して笑うことだってある。今回の冠城亘も、そんな人間にしたいんです。場面場面でさまざまな感情が表れる人間にしたい」

 そんな新相棒に水谷も目を細める。「さすがだな、と思います。過去の相棒になかった角度で入ってきてくれる。とても刺激的ですね」

 年相応に円熟味が増した反町が心血注いでつくり上げようとしている冠城亘。そして水谷が長い年月をかけて熟成した杉下右京。このコンビ、「相棒」史上最強になるかもしれない。

 ▽相棒シーズン14 3代目相棒の甲斐享(成宮寛貴)が逮捕されるという衝撃の結末で終わった前シリーズ。無期限停職処分が解かれた特命係・杉下右京の前に現れたのは法務省から出向してきた冠城亘だった。異色の相棒とともに右京は特命係として再出発する。

 ◆反町 隆史(そりまち・たかし)1973年(昭48)12月19日、埼玉県生まれの41歳。モデルとして仕事をしながら94年にドラマ「毎度ゴメンなさぁい」で俳優デビュー。97年「ビーチボーイズ」主演で大ブレーク。「GTO」の主題歌「POISON」など歌手としても活躍した。趣味はバス釣り。妻は女優の松嶋菜々子。

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