大勝軒・山岸さん通夜に600人、50本以上のぼりで“ラーメン葬”

[ 2015年4月8日 05:30 ]

境内に立てられたラーメン店ののぼりに囲まれて並ぶ、通夜の参列者

 1日に心不全のため80歳で亡くなったラーメン店「大勝軒」の創業者山岸一雄(やまぎし・かずお)さんの通夜が7日、東京・護国寺でしめやかに営まれた。弟子や常連客ら約600人が参列した。

 境内には全国のラーメン店や系列店などから届いた50本以上ののぼりが立てられた。山岸さんの故郷長野のラーメン店や大勝軒関係者らが考案し、全国のラーメン店に賛同を募った。「ラーメンの神様」として愛された山岸さんらしい“ラーメン葬”となった。

 参列者への香典返しには大勝軒のカップラーメンが配られた。「東池袋大勝軒」の2代目店主飯野敏彦氏によると、知人への贈り物が好きだった山岸さんが最期に「皆さんにカップラーメンを贈ってほしい」と話していたことから、実現させた。

 14年前から家族ぐるみで付き合いのあったタレントの勝俣州和(50)は参列後「人に笑顔になってもらうためにラーメンを作る人だった」としのんだ。関係者によると、「東池袋大勝軒」など直営5店舗はこの日と8日の葬儀・告別式を臨時休店にした。

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