中村小山三さん死去、94歳 歌舞伎最高齢俳優、虚血性心不全

[ 2015年4月8日 05:30 ]

04年に記念撮影をする中村小山三さん(左)と中村勘九郎さん(当時)

 歌舞伎俳優の中村小山三(なかむら・こさんざ、本名・福井貞雄)さんが6日午前11時24分、虚血性心不全のため都内の病院で死去した。94歳。東京都出身。通夜は8日午後6時、葬儀・告別式は9日午前11時から、いずれも東京都中野区中央2の33の3、宝仙寺=(電)03(3371)7101=で営まれる。喪主は中村勘九郎、七之助。

 最後の舞台は、1月、歌舞伎座の「一本刀土俵入」。小山三さんは体調を崩し途中休演、6日も検査に行くはずだったが、突然、自宅で倒れ病院へ運ばれた。浅草で平成中村座の公演中の勘九郎、七之助は舞台の途中で悲報を知り、終演後、最後の別れに駆けつけた。

 90年間、女形、後見として中村屋3代に尽くした。現役最高齢の歌舞伎役者で中村屋には欠かすことのできない存在。関係者がギネスブックに申請する準備をしていた矢先のことだった。生前、十七代目勘三郎さんは「俺が死んだら小山三を一緒に棺おけに入れてくれ」と話すほど全幅の信頼を置いていた。12年12月、急逝した十八代目も「中村屋にとっても歌舞伎界にとっても大切な宝」と話していた。

 ▼中村勘九郎・七之助 私たちの初舞台の時からいつも近くで見守り、力になってくれた中村小山三が永眠しました。彼は今から90年前、4歳の時に中村屋に入門し、長きにわたり祖父、父、そして私たちを常に支えてくれていた中村屋の宝です。これからも祖父や父とともに私たちを見守ってくれていると信じ、舞台に精進いたします。

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