本屋大賞に上橋菜穂子さん「鹿の王」、100万部発行ファンタジー

[ 2015年4月8日 05:30 ]

「鹿の王」で「2015年本屋大賞」を受賞し、全国の書店員に囲まれる上橋菜穂子さん=7日夜、東京・元赤坂の明治記念館

 全国の書店員が最も売りたい本を選ぶ「2015年本屋大賞」の発表会が7日、東京都内で開かれ、上橋菜穂子さん(52)の「鹿の王」(角川書店)が大賞に選ばれた。

 受賞作は架空の世界を舞台にした上下巻のファンタジー長編で、発行計100万部。謎の病をめぐる元戦士や医師らの闘いと運命を壮大なスケールで描く。89年にデビュー。昨年、児童文学のノーベル賞といわれる国際アンデルセン賞作家賞を受賞。川村学園女子大特任教授で、専攻は文化人類学。

続きを表示

2015年4月8日のニュース