ソウル市立交響楽団でセクハラ騒動 著名指揮者にも“飛び火”

[ 2014年12月24日 15:52 ]

 韓国の著名な指揮者、鄭明勲氏(61)が芸術監督を務めるソウル市立交響楽団で、女性の朴ヒョンジョン代表(52)によるセクハラ暴言疑惑が浮上。朴氏は、被害を訴えた側の背後には楽団運営をめぐり対立する鄭氏がいると反撃に出て、騒動になっている。

 楽団職員らは今月2日、昨年2月に代表に就任した朴氏が女性職員らに「ミニスカートをはいてCDを売れ」などのセクハラ発言をしているとして朴氏の辞任を要求。男性職員にも「(営業のため)着飾らせて金持ちのおばあさんのところに送ろう」などと発言していたことも判明した。

 これに対し朴氏は5日に記者会見を開き、暴言については「調査に応じる」とした一方、「鄭監督が楽団を私物化している」と逆に問題提起。鄭氏の放漫な楽団運営をめぐって自身と対立していたと明かし、辞任要求の背後には朴氏の排除を図る鄭氏がいると訴えた。鄭氏はこれを否定、朴氏の職員への暴言を「人権侵害だ」と批判して応酬となった。

 疑惑を調査していたソウル市傘下の人権機関は23日、セクハラ発言を事実と認定し「人格権侵害に当たる」として、朴氏の処分を市長に勧告した。朴氏は聯合ニュースの取材に「誇張で事実と違う」と述べ反発しているが、代表辞任は避けられないとの見方が強まっている。

 楽団は2006年に鄭氏を芸術監督に任命。観客数は増え、楽団は急成長した。鄭氏は東京フィルハーモニー交響楽団の桂冠名誉指揮者を務めるなど日本でも知名度が高く、北朝鮮との音楽交流も熱心に続けている。(共同)

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