加藤登紀子「生きざまはバイブル」横尾忠則さん「僕にとって“事件”」

[ 2014年11月18日 12:58 ]

高倉健さん死去

 ▼歌手・加藤登紀子の話 1960年代に青春を生きた私たち世代にとって、高倉健さんの生きざまはバイブルでした。それはたった一人でも大きな力に立ち向かっていける人であること、必死で生きる全ての人に心を寄せる熱い人間であること、自分自身に厳しく、迷いながら生きるさすらいの心を持ち続けること。亡くなったことを知り、寂しさでいっぱいです。「居酒屋兆治」で妻の役をやらせていただいた思い出、何より大切に、心からご冥福をお祈りします。

 ▼美術家の横尾忠則さんの話 1960年代は、政治的にも文化的にも時代の変わり目だった。その動乱期のやくざ映画で健さんは大衆から支持され、僕もその一人だった。健さんへのオマージュとして、頼まれてもいないのにポスターやイラストを描いた。60年代後半、ホテルのロビーで初めてお会いした。先に着いていた健さんはぱっと立ち上がり、深々とお辞儀した。僕は自分の重心が狂ったようになり、どうしていいか分からなくなった。だらしのない自分がさらけ出されるように感じた。それから45年ほどお付き合いしたが、あのときのたたずまいがその後の健さんの全てを表していたと思う。僕は三島由紀夫さんが亡くなったとき大きなショックを受けた。健さんの死は三島さんのような事件ではないけれど、僕にとっては“事件”です。

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