高倉健さん 最期は安らかな笑顔、次回作を準備中に体調を崩す

[ 2014年11月18日 12:02 ]

高倉健さん(2012年8月撮影)
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 俳優の高倉健(たかくら・けん、本名・小田剛一)さんが10日午前3時49分、悪性リンパ腫のため東京都内の病院で死去した。83歳だった。

 高倉健さんは、次回作を準備中に体調を崩して入院、懸命の治療を続けたが10日未明に死去した。所属事務所によると、「往く道は精進にして、忍びて終わり悔いなし」と天命を全うした安らかな笑顔だったという。

 この言葉は天台宗・比叡山延暦寺の大阿闍梨、酒井雄哉氏から贈られたもので、高倉さんの座右の銘という。

 高倉さんの遺志によって、既に近親者によって密葬を執り行った。事務所発表の文書では「これまでお励まし戴きました皆様、心より深く感謝申し上げます。有難うございました」と感謝の言葉をつづり、「今は、お一人おひとりの心の中に宿る故人の笑顔に、静かに祈りを捧げて戴けますことを願っております」とした。

 なお、供花、供物は辞退するとしている。

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2014年11月18日のニュース