成瀬國晴選 タイガース川柳大賞

◆成瀬 國晴(なるせ・くにはる)
1936年大阪市生まれ。イラストレーターとして、テレビ、ラジオ、新聞、雑誌、商業デザインなど幅広い分野で活躍。レポーター、番組司会者、コメンテーターとしての顔も持つ。 日本漫画家協会会員。大阪府知事文化功労者表彰。第24回上方お笑い大賞審査員特別賞受賞。2007年大阪市市民表彰(文化功労者部門)、関西ディレクター大賞・特別賞受賞。
成瀬國晴HP【naasanillust.mond.jp

タイガース川柳(6月第3週・週間賞)

[ 2019年6月18日 14:30 ]

<週間賞>
俊足が ゆっくり走る びっくり弾
  (三重県伊賀市・平井 哲夫)
<佳作>
虎と鷹 秋に白黒 先ずは五分
   (京都府京都市・池上 博)
里帰り 梅の土産は 勝利弾
  (高知県高知市・弘井 美稲)
健闘の 虎と遼馬を 労って
  (大阪府箕面市・山前 知樹)
土壇場で あっぱれ浜地 オリを断つ
  (大阪府大阪市・喜多 哲士)

【講評】選考委員長・成瀬國晴(イラストレーター)
 交流戦2週目の2カードは1勝3敗2分けだった。

 ソフトバンク、オリックスとの引き分けは4時間42分と4時間48分の激戦で、選手もだがファンもわたしもク・タ・ビ・レ・タ。

 12日のヤフオクドームでは13安打8得点でホークスを降ろした。この試合の梅野捕手は故郷に錦の逆転2ランを含む4打点で梅ちゃん神話を継続中。弘井美稲さんがそれを詠んだが、感激不足。

 そこへくると、平井哲夫さんの植田選手のプロ1号2ランをびっくり弾と呼んだ感激度の高さをいただいて週間賞。俊足がゆっくり走る見付けがいいな。

 池上博さん、確かにこのところの粘りは秋の決戦が待ち遠しくなる戦いっぷりだね。この試合で懐かしい松田遼投手が出てきて頑張ったが、びっくり弾に屈した。山前知樹さんの句は、わたしの気持ちと同じで複雑だね。

 16日、延長12回、もうろうとしたわたしの眼に映った浜地投手は喜多哲士さんが詠むようにあっぱれだった……と思う。

 9回の福留選手の日米通算500二塁打はしっかり見てたがね。

 ▽応募方法 〒530―8278 スポーツニッポン新聞社報道部「タイガース川柳」係。メールの場合はyakyuu-o@sponichi.co.jp、ファクスの場合は(電)06(6346)8574まで。〒住所、氏名、年齢を記入のこと。次回は23日必着。掲載は25日。 

続きを表示

バックナンバー

もっと見る