カブス・鈴木誠也 レーザービーム発動も勝利には結びつかず… 打では4打数1安打3三振

[ 2023年5月22日 05:14 ]

ナ・リーグ   カブス1ー2フィリーズ ( 2023年5月21日    フィラデルフィア )

カブスの鈴木誠也(AP)
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 カブスの鈴木誠也外野手(28)が21日(日本時間22日)、敵地でのフィリーズ戦に「4番・右翼」で先発出場。守備でスーパープレーを披露したが、勝利には結びつかなかった。チームは連敗で、借金は今季ワーストの6となった。

 正確かつ強烈な送球が矢のように伸びていった。0-0の6回無死二塁、フィリーズ・ハーパーが打ち上げた飛球は右翼手の鈴木のもとへ。定位置付近で捕球すると、素早い動作で三塁へと送球。ワンバウンドでのストライク送球でタッチアップした二走・カステラノスをアウトにした。

 三塁ベースカバーに回った先発・スティールもこぶしを握り、大絶叫したレーザービーム。この回を無失点で終え、勝利へのムードは最高潮に達したかに見えた。

 しかし打線がフィリーズ投手陣の前に沈黙した。先発・ウォーカーから小刻みな継投でかわされ、安打はわずかに3本。鈴木は4回2死の場面で、ウォーカーの投じた内角への93・6マイル(150・6キロ)シンカーを右前に運び、2試合ぶりの安打をマークしたが、6回2死一、二塁からの第3打席は空振り三振。先制点をたたき出すことはできなかった。4打数1安打、3三振で打率は・285となった。

 5月14日(同15日)のツインズ戦で、4月14日(同15日)のドジャース戦以来、111打席ぶりとなる2号本塁打を記録。1カ月の長いトンネルから抜けると、本塁打ペースは一気に加速した。

 16日のアストロズ戦(同17日)の第4打席で本塁打を放ち、翌日も第1、2打席目で連発。日本選手初の3打席連続本塁打を放つなど、調子も打球の角度も上げてきた。下位に沈むチームで、誠也の打撃が浮上へのカギを握る。

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