常総学院が7回コールドで4強入り エース左腕・諸星は6回無失点 6回2死まで完全投球

[ 2023年5月22日 16:36 ]

春季高校野球関東大会準々決勝   常総学院7―0明和県央 ( 2023年5月22日    サーティーフォー保土ケ谷 )

<明和県央・常総学院>6回2安打無失点と好投した常総学院の諸星(撮影・村井 樹)
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 常総学院が7回コールドで勝ちベスト4入り。島田直也監督は「諸星が頑張っていたので野手もよく応えてくれた」と満足げに振り返った。

 エースとしての意地を見せた快投だった。

 「前回はふがいなかったのでエースらしい投球をしようと思った」と語ったのが、最速144キロ左腕の諸星蒼空投手(3年)。2回5安打2失点と苦しんだ関東第一(東京)との初戦から中1日で結果を残し「気持ちを前面に出して投げることができた」と喜んだ。

 140キロ前後の直球と決め球のスライダーのコンビネーションで相手打線を手玉に取った。「この2球種でうまく攻められた」と振り返った通り、6回2死までは完全投球。「2アウト目の三振を取ったところで意識してしまった」と、その後に連打を許して一、三塁のピンチは招いたがきっちり無失点。先発起用に結果で応え、島田監督も「ようやくエースらしくなってきた」と称えた。

 背番号1を背負うのは今春の県大会から。島田監督が「1番を背負うことで気持ちが強くなってくれれば」と期待した通りの投球を披露したこの日の諸星。「強気に投げられるのが持ち味です」と言い切ったのが諸星。横浜スタジアムに舞台が移る準決勝でも、さらなる快投に期待が高まる。(村井 樹)

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