エンゼルス・大谷　40人枠から外れた“兜担当”フィリップスへの惜別弾　義父はヒルマン氏

ア・リーグ   エンゼルス2－6ツインズ （ 2023年5月20日    アナハイム ）

エンゼルスのフィリップス（右、AP）
Photo By ＡＰ

　エンゼルスの大谷翔平投手（28）が20日（日本時間21日）、ツインズ戦の6回に2試合ぶりの11号ソロを放った。本塁打を祝う兜（かぶと）をかぶせる担当で、メジャー40人枠から外れたブレット・フィリップス外野手（28）への惜別アーチとなった。

　試合開始、約3時間半前のクラブハウス。負傷者リストから復帰した一塁手ウォルシュの横で、荷物を整理するフィリップスの姿があった。

　義理の父は元日本ハム監督で、エ軍のマイナーコーチを務めるトレイ・ヒルマン氏。外野手ながら最速94マイル（約151・3キロ）を誇り、6日のレンジャーズ戦など通算5試合に登板し「米国のオオタニ」を自称する。大谷と人さし指と親指を曲げる「G」、ピースサインの「V」をつくる「Good　Vibes（良い雰囲気）」ポーズも話題を集めた。日本の報道陣に「サンキュー」と別れのあいさつ。ナイスガイの今後の幸運を祈る。（笹田幸嗣通信員）