九産大 4番・本田の決勝打で九共大とのV争い五分に 「2連勝して全国に行こう」22日に天王山

[ 2023年5月22日 04:00 ]

福岡六大学野球   九産大11-4九共大 ( 2023年5月21日 )

<九産大・九共大>勝ち越しの3点二塁打を放った本田
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 3試合が行われ、九産大が九共大に11―4の8回コールドで勝利し、3季ぶりの優勝に逆王手をかけた。3点を追う7回に打者11人の猛攻で7得点を挙げるミラクル逆転劇。4番の本田蒼空内野手(4年)が決勝の中越え3点二塁打を放った。きょう22日の対戦で優勝の行方が決まる。

 九産大の意地がさく裂して逆王手だ。3点を追う7回に打者11人で4二塁打など6安打を浴びせ一挙7得点。4―4と追いついき、なお2死満塁では本田が初球の変化球を捉えて勝ち越しの中越え3点二塁打を放った。

 「押せ押せの雰囲気だったが、まだ同点だったので後ろにつなぐ意識だった。初球から振れたので良かった」

 20日に敗れ、3季ぶりの優勝に向け崖っぷちだったが、「2連勝して全国に行こう」とチームメートと逆襲を誓った。今季から4番に起用する大久保哲也監督は昨年の主軸で広島に育成枠で入団し、今月支配下登録された中村貴と比較して「ミート力は本田の方がいい」と評価する。

 きょう22日の勝者が全国切符をつかむ。本田は「総力戦になる。どんな展開でもあきらめず優勝目指して頑張りたい」と誓った。 (杉浦 友樹)

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