ロッテ・広畑 プロ2年目でプロ初勝利!チームは5連勝&今季最多貯金9

[ 2023年5月22日 05:30 ]

パ・リーグ   ロッテ6-4楽天 ( 2023年5月21日    楽天モバイル )

<楽・ロ>プロ初勝利を上げた広畑のヒーローインタビューに乱入する吉井監督(撮影・長久保 豊)
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 ヒーローインタビューに“乱入”したのはロッテ・吉井監督だった。プロ初勝利の広畑にウイニングボールを手渡し、記念撮影。プロ2年目、36試合目の登板での初勝利に、広畑は「チームが勝つことが一番。今日はチームの勝利と自分の初勝利を合わせて喜びたい」と声を弾ませた。

 予告先発されていた森が、背中の張りのため登板回避。佐々木朗の右手中指のマメの影響で、3日前の18日のオリックス戦を8人継投でしのいだばかり。中2日で再びブルペンデーを余儀なくされた。先発の岩下が初回無失点。18日に先発した広畑が、2点リードの2回に2番手で登板した。「前回先発して何も付かなかったので、何か付けばいいなと思った」と吉井監督。1死満塁のピンチを招いたが、黒川の右犠飛での1点に抑え、3回を3安打1失点。6投手の継投勝利に貢献し、うれしい初白星だ。

 入寮時にギターを持参し、弾き語りを披露した明るいキャラ。最近は自ら豆をブレンドするほどコーヒーにはまり、春季沖縄キャンプの宿舎では、ナインに自慢の芳醇(ほうじゅん)な香りのコーヒーを振る舞った。ブルペン陣がそれぞれの持ち味をブレンドした切れ味鋭い継投。19日が雨天中止、20日は西野が完投勝利で休養十分だったが指揮官は「申し訳ないことをしたと思っている。感謝しかない。本当に選手たちはよく頑張ってくれた」と救援陣を称えた。

 引き分けを挟んで5連勝し、今季最多の貯金9で首位をキープ。吉井監督は「疲れました。二度とやりたくない」と4日間で2度目のブルペンデーを嘆いたが、後味スッキリの勝利の味は格別だった。(大内 辰祐)

 ◇広畑 敦也(ひろはた・あつや)1997年(平9)12月3日生まれ、岡山県倉敷市出身の25歳。屋島小3年から「屋島源平ウイングス」で野球を始め、玉野光南では甲子園出場なし。帝京大から三菱自動車倉敷オーシャンズに進み、1年目の20年に16年ぶりの都市対抗出場に貢献。若獅子賞(新人賞)に輝いた。21年ドラフト3位でロッテ入団。1メートル75、83キロ。右投げ右打ち。

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