【大谷翔平と一問一答】「まだまだ発展途上。全球種伸ばしていける」 今季最多タイ空振り22球取れた理由

[ 2023年5月22日 09:29 ]

ア・リーグ   エンゼルス4-2ツインズ ( 2023年5月21日    アナハイム )

<エンゼルス・ツインズ>ツインズに勝利しインタビューに答える大谷(撮影・会津 智海)
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 エンゼルスの大谷翔平投手(28)は21日(日本時間22日)、本拠地アナハイムでのツインズ戦に「3番・投手兼DH」で出場し、投手では6回2安打1失点と好投したが、6勝目はならなかった。打者では3打数1安打。チームは4-2で競り勝った。

 以下、試合後の一問一答全文。

 ――カットボールで自己最多3三振。ゲームプランか感覚か
 「プランもありましたし、感覚も良かったので投げました」

 ――ウォーラク捕手と試合前に構えの位置とかミーティングしていた
 「フェイクを入れたりとか構える位置とか細かいところは何回もゲームをやらないと分からないことなので、今回出た課題もコミュニケーションとって次のゲームに入りたい」

 ――スプリットの割合が今年は減っているが、今日多かった意図は
 「投げたいと思ったから投げたという感じなので。その前まではスライダーを投げたかったから投げたという感じですし。そういう感じかなと思います」
 
 ――直近4登板は本塁打などで失点が重なっていたが、どう回避したか
 「本塁打になるかどうかは特にあんまり左右できないので、強く振らせないのが一番ですし、今日も2本打たれましたけどその2本が点には繋がっているので。そこは先頭の四球であったりとか良くないところがあったんじゃないかなと思います」

 ――シーズン序盤はイニングの先頭打者に四球が多く、そこから落ち着く場面が多かった
 「プレーボールの最初というよりは、イニングの最初が四球になると全員ストレスを感じるので自分もそうですけど。そこはいらないところかなと思います」

 ――コレア選手に二塁打を打たれた場面。その前の球は空振りを取ったが同じ攻め方か
 「ボールゾーンでいいかと思って投げたけど、イン(ストライク)ゾーンに入っている分、しっかりコンタクトされたので。賢い打者だと思うので打席の中でもいろいろ変えてはきていますし、そこに対応し切れなかったかなと思います」

 ――自己最多の空振り22個はプラス要素か
 「狙い球が外れた時にしっかり空振りを取るのが一番大事。そうなった時にファウルで粘られるかどうか大きな違いだと思うので。空振りを取れているのはいい」

 ――22個の空振りを取れている要因は
 「グッドスタッフというか、球自体の動きもいいですし、あとはスポットも良かったんじゃないかなと思う。甘い球も何球かありましたけど狙い球を外している分、ストライクとれたりとかそういうところかなと思います」

 ――違った軌道で攻められている印象
 「どちらかというと真っすぐでしっかりファウルなり、空振りをとることができている。無視できない球種の1つを確実に印象づけることが大事かなと思います」

 ――カットボールが縦変化しているように見える。
 「(大リーグ公式サイトや球場表記で)カット表記になっているだけだったりするので、それはトラックマン次第かなというか。動きを変えながら投げてはいるので。カット表記になっていても違う球種の場合もありますし。スプリットの時にシンカーの時もありますし、シンカーの時でもスプリットの時もあるしっていう感じかなと思います」

 ――今季四死球が多いのはメカニックやピッチクロックの影響か
 「色々要因はあると思いますけど、一番は(体の)動き的な問題かなと思うので。ただ、投げているボールは例年より良いですし。1球1球の動き的には良かったりするので。そこは速い球を投げる投手はやっぱりコマンド(制球)ががぶれがちですし、それを両立できる投手が良い投手ではあるので。そこはいいところを探していくというか、またはどっちも伸ばしていけるようなしていくような、そういう動きができれば。まだまだ発展途上ではあると思うので、全球種伸ばしていけるなと思います」

 ――2、3回は球数を要したが、6回まで投げきった
 「球数を見ながら、自分で抑えるところは抑えてリスクあるなと思ったところは回避しつつ。後は最後3つ三の振を取って流れを止めれたっていうのはあったかなと思います」

 ――立ち上がりに意識したことは
 「一番は球種のパーセンテージだったりとか、バランスであったりとか。初回に限らず、今日6回まで投げましたけど、そこまでのデータ、自分のデータをみたりするので。この(球種の)パーセンテージを伸ばしていったほうがいいとか、そういうところは見ています」

 ――スイーパーは意図的に球速を変えているか。
 「ブルペンでいろいろ試しながら、こういう形の方がいいなとか、左打者はこういう形のほうがいいとか、そこはいちいち変えたりするので。サインで変えたりはしないので、自分で勝手に変えたりします」

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