巨人・阿波野コーチ 5試合連続2桁被安打を反省 初失点のドラ3田中千は「ショボンと…」

[ 2023年5月2日 22:54 ]

セ・リーグ   巨人5―7ヤクルト ( 2023年5月2日    東京D )

<巨・ヤ>8回、オスナに2ランを浴びた田中千(撮影・藤山 由理)
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 巨人は東京ドームでは今季初となったヤクルト戦で4点リードを守れず、逆転負けで2連敗。4位浮上を逃した。

 2回までに4―0とリードを奪ったが、リーグ単独トップとなる今季4勝目を目指した戸郷が6回途中8安打4失点で降板。4―4で迎えた8回、開幕から7試合連続無失点中だったドラフト3位右腕・田中千がオスナに2ランを浴びて勝ち越しを許し、これが相手の決勝点となった。

 勝ち越された直後の8回には、4月29日の広島戦(東京D)で栗林から逆転サヨナラ2ランを放っている中田翔が開幕から11試合連続無失点中だった清水から7号ソロを放って1点差に迫ったが、直後の9回にはこの日今季初昇格したばかりの菊地が1失点。その裏、2死一、二塁で打席に中田翔と絶好の場面を迎えたが、3日前の再現とはならなかった。

 試合後、阿波野秀幸投手チーフコーチ(58)との一問一答は以下の通り。

 ――戸郷。

 「今日は立ち上がりから苦しいイニングが続いていた。その中で何とか粘り続けていたなという見方はしていました」

 ――球速がなかなか上がらなかった。

 「戸郷本人が一番苦しんでいるところで変化球の精度も含めて。開幕したときは結果がうまくついていたので、その中で練習で取り組んでいる部分はあったんですけど、試合で思い通りに操れていない」

 ――6回の交代機。

 「あの回はちょっとらしくなく、四球も2つでしたね。ちょっとそこが交代するタイミングだったかなと思って、まあ判断しました」

 ――相手に2桁安打が続いている。

 「前回のカードも含めてですけど、やはり同じ打者に攻略されてるというか。追い込めていても詰めの1球とかそういうところが。背中を押し続けないといけない。選手のミーティングでも、ブルペン陣でいうと、鍵谷と高梨とベテランいますけども、それ以外はもうほとんど若手というなかでやっているので、打たれれば、ちょっとこう気持ちがめげる時もあるでしょうけど、何とか乗り越えさせてね、自信を大きくしたいなっていうのはある。そこは自分の仕事かなと。これまで良かった部分が多かったんで、まあ、(田中)千晴も新人ですしね。今日は打たれてショボンとしてましたけど、ちょっとそこはまぁ、僕らはね、どんどん強くしてあげなきゃいけないなという、そういう気持ちではいますけど」

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